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【アルミ合金】A6063とは?A6061、A5052との違いや特徴、使い分けなどを解説

A6063は、アルミ(Al)とマグネシウム(Mg)とシリコン(Si)との合金です。
アルミ合金の中で特に耐食性に優れています。
A6000系は押出加工に優れており、その中でもA6063はサッシなどの身近な部品にも使われています。

化学成分(%)

A6063の長所・メリット

引張強さ(N/mm2)耐力(N/mm2)
A6061-T6260以上240以上
A6063-T6205以上170以上
A5052-H112175以上70以上
A7075-T6540以上480以上

A6063の短所・デメリット

A6063形材のラインナップ

丸棒
角棒
L字アングル
チャンネル
角パイプ
丸パイプ
H型
T型
Z型

A6063とA6061の違いは?

A6063は代表的な押出しアルミ合金です。A6061より強度は低いものの押出し性に優れ、耐食性や表面処理性も良好です。建築用材や家電製品などにも用いられます。
またA6063には板材の規格がありません
丸棒はA6061とA6063のどちらにもありますが、パイプ・アングル・角棒などはA6063しか存在しません。

A6063とA5052(A5056)の使い分け

A6063の方がA5052よりも時効硬化によって高い耐力を得る事が出来ます。
ただ、溶接性はA5052の方が優れておりますので溶接構造の部品はA5052の方がおすすめです。
またA5052は流通性が高いので、アルミ合金であれば他には特にこだわりがないというときにもA5052(A5056)を選んでおけば大丈夫です。

A6063の用途

アルミサッシ、電化製品、装飾品

H112やT6といった質別記号、PやTDなどの形状記号について

アルミ材質にはA5052P-H112といったように質別記号や形状記号が付く事があります。
詳しくはこちらのページをご参考ください。
アルミニウム合金の質別記号H112やT6、Oとは?質別の種類と特徴を解説

表面処理 アルマイトについて

Raytech(レイテック)ではアルミ加工部品も対応致します。

Raytechでは、マシニング加工・旋盤・研削・溶接といった加工から熱処理・めっきなどの後処理まで一括して引き受けます。
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まずは無料見積もりから、お気軽にお問い合わせください。

参照

”JIS H 4000:2017 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条”.日本産業標準調査会.2022-02.https://www.jisc.go.jp/index.html
”JIS H 4040:2015 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線”.日本産業標準調査会.2022-03.https://www.jisc.go.jp/index.html


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