サイトアイコン モノキソ│機械加工&ものづくりの基礎知識

【アルミ材料】アルジェイドⓇとは?A5052やアルハイスとの違い、特徴や性質を解説

アルジェイドⓇは、神戸製鋼所(KOBELCO)が開発した高精度アルミ合金板です。
材質はA5052-H112に分類されます。

材質情報の詳細については神戸製鋼所(KOBELCO)HPをご確認ください
https://www.kobelco.co.jp/products/almi/thickplate/aljade.html

アルジェイド 特徴

A5052との違い
  • 板厚精度の向上
     優れた圧延技術により、JIS規格品の約1/4の板厚精度実現しております。
  • 平坦度の向上
  • 内部の残留応力を低減
     独自の熱処理技術により、残留応力を大幅に低減しております。

化学成分はA5052とほとんど違いはありません。
また、アルマイト処理や切削加工性については、A5052をご参照ください。

加工屋さんによってはアルジェイドの入手ルートを確立していない場合もございます。
そういった場合は、A5052の中でも平坦度などが改善されているハイプレシジョンアルミプレート(A5052HP)などで代替可能か設計者に聞いてみましょう。

アルジェイドとアルハイスの違い

アルハイスとアルジェイドは同じA5052-H112区分のアルミ合金です。
2つの違いは精度です。
下図は株式会社神戸製鋼所のホームページより引用した画像です。
アルハイスは「高精度アルミ合金厚板」アルジェイドは「”準”高精度アルミ合金厚板」となっており、アルハイスの方が精度が高いことがわかります。

株式会社 神戸製鋼所HPより引用 https://www.kobelco.co.jp/products/almi/thickplate/

アルジェイドの用途

ロボット、光学機器、治具、医療機器、半導体製造装置、液晶製造装置など
通常のA5052よりも高い精度が必要な精密部品に適しております。


モバイルバージョンを終了