サイトアイコン モノキソ│機械加工&ものづくりの基礎知識

アリ溝(あり溝)、アリ溝加工とは?ガタツキを少なくするための形状を解説

アリ溝とは、台形の傾斜加工であり、部品同士のガタツキを少なくするための形状でもあります。
oリングの脱落防止など、真空フランジなどにも用いられることのある溝形状です。
ワイヤーカットや特殊バイトなどで加工することも多く、加工難度は比較的高い加工形状といえます。

下の画像はアリ溝形状の一例です。
台形のオスメス形状が合わさってガタツキが軽減されるようになっています。

下の画像もアリ溝の一例です。
レールなどの締結にも用いられ、脱落しないような保持力の高い形状になっています。

また、このようなアリ溝加工用のアングルカッターもあります。
いずれにせよ加工難度は高く、寸法や位置によっては加工不可とされることも非常に多い加工形状なので、しっかりと打ち合わせしてから形状を決定したほうが良いでしょう。

画像:フクダ精工 柄付アングルカッター https://www.monotaro.com/review/product/00132836/

モバイルバージョンを終了