皆さんは普段、測定器を使う機会はありますでしょうか。
測定とは、製品の寸法を数値で測ることを意味します。
「製品の寸法が基準を満たすかどうか」を決める重要な項目です。
正確な測定ができるかどうかは、モノづくりにおいて欠かせない技術だと言えます。
測定者によって数値にバラツキがでてしまったり、測定するごとに違う数値がでてしまったとしたら、精密なモノづくりが育まれることはありません。
そんな重要な測定をするための機器を「測定器」と言います。
そしてモノづくり大国である日本には、精巧な測定器を作るメーカーが多数存在します。
今回は、日本の「測定器」のメーカーを紹介します。
世界に誇る測定器メーカー ミツトヨ
ミツトヨ(Mitutoyo)は世界に誇る日本の測定器メーカーで、三次元測定機・デジタルノギス・マイクロメータ・ダイヤルゲージ・画像測定器・硬度測定器など、、ここでは紹介しきれないほどの測定器をつくっています。
国内外の評価も非常に高く「測定器といえばミツトヨ」というような世界有数のリーディングカンパニーです。
参照:ミツトヨ
センサーでおなじみ キーエンス
センサーや画像測定器などを手掛ける世界的企業キーエンス。
測定とセンサーの技術が融合して生まれた画像測定器やレーザー測定機器においては、右にでるものはいないと言っても過言ではありません。
キーエンスの高精度な画像測定器を使えば、難しい形状の部品の測定も「置いて、押すだけ」で完了してしまいます。これからの製造業における自動化、高速化にはキーエンスの技術が欠かせません。
参照:キーエンス
三次元測定機といえば 東京精密
東京精密では三次元測定機をはじめ、表面粗さ測定器や光学測定器といった精密測定器をつくっています。
また、非常に精密な半導体製造装置も多数生み出しております。
研究開発に力を入れている、頼れる日本のメーカーです。
参照:東京精密
ねじゲージ・リングゲージなら 測範社
ねじゲージとは「ねじの穴が規格通りに切られているかどうか」を測定するゲージで、精密部品の測定にはなくてはならないものです。
また栓ゲージといった「精度穴」を測定するゲージや、幅を測定する「ハサミゲージ」などもつくっており、素早く正確に測定するためには欠かせない製品となっています。
参照:測範社
ハイコストパフォーマンス 新潟精機
新潟精機はピンゲージやリングゲージ、溶接ゲージなど様々なゲージを作っている会社で、個人でも手が出しやすい価格帯でハイコストパフォーマンスを誇る測定器メーカーです。
また、DIY事業部ではDIYでよく使う水平器や金尺(金属製の定規)なども取り扱っています。
参照:新潟精機
モノづくりと測定器
モノづくりと測定は切りはなす事のできない関係です。
身の回りに存在する精密部品は、これら測定器による精密な測定が行われて検査合格したからこそ、我々の手元まで届いているのです。
昨今、品質不正などの問題が取り沙汰される中、製品の品質管理体制が一層問われる世の中となってきています。
正しい測定方法で適切な測定器を使い、安全な製品を生み出し、明るいモノづくりの未来を描きましょう。