ハンダ付けスタート
いよいよやってまいりました「ハンダ付け」
私も非常に苦手な作業です。楽器修理でちょろっと触っていましたが、5年以上は触れていなかったのでうまく作業できるか不安でした。
私がミスした点や、ハンダ付けする上で気を付けるべき点も解説していきます。
ハンダ付けするときに必要なもの&あると便利なもの
【必要なもの】
- ハンダごて
これがないと始まりませんね。種類は色々ありますが、電源ON・OFFできるものをオススメします。ハンダは気を付けないと電源の消し忘れなどで火事につながる危険性もあります。
スタンドもあった方がいいです。温度調節機能もあればバッチリです。 - ハンダ
錫と鉛で出来た融点の低い金属です。これをハンダごてで溶かして部品をくっつけていきます。鉛は人体に有害なため、近年では鉛フリーのハンダもあります。そちらの方がおすすめです。
フラックス(ヤニ)入りとそうでないものがありますが、フラックス入りの方が楽です。私は液体のフラックスは一度も使ったことがありません、、色々種類がありますが「電子工作用」とかで良いと思います。 - 電線
配線用の電線。パーツリストは28awgと書いてありますが、単線じゃなければ何でもいいと思います。単線は内部の電線が一本で硬いタイプの電線です。曲げて配置できますが断線しやすいのでorbionには使えません。
私は直径0.95mm程度の細めの電線(より線)を購入しました。細い方が配線しやすいのでオススメです。
- ワイヤストリッパー
電線の被膜を剥く工具です。切断にも使えるので一個買っておくと何かと便利です。安いものなら1,500円前後。ワイヤストリッパーが無くてもニッパーで何とかなりますが、あまりオススメしません。買った方がいいです。 - 熱収縮チューブ
絶縁性のゴムチューブです。熱を与えると収縮してケーブルにぴったりくっつきます。ショートを防ぐためにも、用意しておいた方がいいです。ヒートガンがあれば収縮させやすいですが、この程度でしたらライターで炙れば大丈夫です。
【あると便利なもの】
- 補助ツール(サードハンド)
第三の手とも呼ばれるクランプツールです。電線をつかんだり、パーツをつかんだりできるので結構便利です。ツメが壊れ気味だったので今回はあまり使いませんでした。 - ハンダ吸い取り器、吸い取り線
吸い取り器は、ハンダを付けすぎた時などに活用します。ハンダを再度溶かしている間に空気の力で吸い込みます。吸い取り線は銅で出来ており、同じくハンダを付けすぎた時などに活用します。吸い取り器は基板などに染み込んだハンダを吸い出せませんが、線のタイプは基板にも使えます。
- 作業パッド
シリコン製の防熱、静電気防止の作業パッドです。今回初めて使ってみましたが、凄くいいです。安物ですが充分使えますし、普通の机の上で作業すると机を焦がしてしまう事があります。パーツを置く窪みもあるので、かなりオススメです。
ハンダ付け開始
温度は確か250~280℃程度で作業していたと思います。
順番は適当に配線していきます。途中でパーツを組み始めないと配線し直す羽目になるので注意しましょう。
まずはLEDテープ
いきなりLEDテープで躓きます。こいつははじめてです。
とりあえずケーブルが付いた部分を切断します。今回必要なLEDは7個なので、7個目の所でまた切断。
とりあえず3か所に予備ハンダを付けます。
予備ハンダとは、各部品にあらかじめハンダを少し盛っておくことです。
両部品をくっつけるハンダ付け作業が楽になります。
GND、DIN、5Vの配線をして、収縮チューブを付けて完了!
本当にこれでいいのか?と思いましたが大丈夫でした。
次はメタルスイッチ
メタルスイッチは左右どっちの足に配線しても同じです。
GNDの配線が集結しているんですが、みなさんどうやっているんでしょうね?
私はメタルスイッチのGND3本を撚って3又みたいにしています。正攻法かは不明です。
こういった時には必ず収縮チューブを使います。
メタリックカラーかわいいですね
GND3本を1本にまとめる前にスイッチをパーツにはめておく必要があります。
(積層痕めちゃめちゃ汚いですがスルーしてください。裏なんで許して下さい泣)
メタルスイッチはナット入りません。多分?仕様だと思います。
穴がちょっと狭かったので、デザインナイフで削りました。
ギチっとはまっています。緩かったらホットボンドで固定しようかと思いましたが、その必要はありませんでした。
少々長くなってきましたので、次回へ!
次回
次回 → 【その5:ハンダ付け編:後編】ORBION ver2.5スペースマウスの製作記録
参照
今回作成したスペースマウスの元リンクhttps://github.com/FaqT0tum/Orbion_3D_Space_Mouse
ライセンスはCC BY-NC-ND 4.0となっておりますので営利目的の使用などはできません。詳しくは元リンクをご参照ください。
開発者はイタリアのFaqT0tum様
FaqT0tum様のGithubのページはこちら→https://github.com/FaqT0tum