サイトアイコン モノキソ│機械加工&ものづくりの基礎知識

【PCBWay】柔軟性と設計自由度を兼ね備えたフレキシブル基板製造サービスを紹介!

PCBWayでは、標準的なリジッド基板に加えて、柔軟性に優れたFPC(Flexible Printed Circuit)基板の製造にも対応しています。今回は、FPCの仕様選択肢や活用ポイントを、実際の注文画面に沿って詳しく解説します。


スポンサーリンク

FPCとは何か?

FPC(フレキシブル基板)は、ポリイミドなどの柔軟な絶縁材料を基材とすることで、自由に曲げたり折りたたんだりできる特殊な基板です。スペース効率や可動部への適応性に優れ、スマートフォン、カメラ、ウェアラブルデバイス、医療機器などで幅広く活用されています。

PCBWayでは、柔軟性と高精度な加工を両立させたFPC製造サービスをオンライン上で提供しており、試作から量産までを迅速に対応しています。


注文画面の主な仕様項目とその詳細

1. 基板タイプの選択

Flexible PCB(フレキシブルプリント基板、FPC)

FPCは、ポリイミドなどの柔軟性のある絶縁フィルムを基材にしたプリント基板です。折り曲げやねじりといった変形に耐える設計が可能で、特にスペースに制約のある電子機器において高い自由度を発揮します。
【特徴】

【主な用途】


Rigid-Flex Board(リジッドフレックス基板)

Rigid-Flexは、リジッド基板(硬質)とFPC(柔軟基板)を一体化したハイブリッド構造のプリント基板です。高剛性が求められる部分と、柔軟性が必要な部分を1枚の基板で実現するため、信頼性の高い接続が可能になります。

【特徴】

【主な用途】

2. ボードタイプ

3. レイヤー構成

4.ベースマテリアル

フレキシブル基板(FPC)製造において、使用する「ベースマテリアル(基材)」は回路の性能・耐久性・用途に直結する非常に重要な要素です。PCBWayでは、以下の3種類から選択可能です。

1. Polyimide Flex(ポリイミド・フレックス)

おすすめ用途:耐熱性・耐久性が求められる設計や、長期運用される製品

. PET(ポリエステル)

おすすめ用途:価格重視、または一時的な使用用途の回路設計

3. High Frequency(高周波対応材 DK≦3.6)

おすすめ用途:高速通信、無線通信など高周波信号を扱う精密なFPC設計


対応寸法・設計条件

サイズ・厚み

これにより、小型・軽量化が求められる製品にも適用可能です。


材質・仕上げの選択肢

ソルダーマスク(カバーレイ)

シルク印刷

表面処理

表面処理は耐酸化性やはんだ付け性に関わる重要な工程です。ENIGが最も一般的ですが、用途に応じて使い分けが推奨されます。

銅箔厚

金厚(選択金メッキ)


補強板(Stiffener)

部品実装エリアの補強やFPCの剛性向上に使用されます。

材質にはPI(ポリイミド)やFR4が使われ、剛性の違いで選定されます。


エッジコネクタ・EMI・追加機能

エッジコネクタ

EMIシールドフィルム

両面導電テープ / 3Mテープ

特記事項


Eテスト(電気検査)


柔軟性×高精度の両立を、オンラインで

PCBWayのFPC製造サービスは、

といった特徴を持ち、国内外の設計者からも高い評価を得ています。


ぜひ、あなたの次回のプロジェクトにPCBWayのFPCサービスをご活用ください。高精度で柔軟性に富んだ設計が必要な場面において、確かな品質と対応力で応えてくれるはずです。特に小ロット試作や複雑な形状の基板をご検討中の方にとって、強力な味方となるでしょう。ぜひ一度、使い勝手の良さと仕上がりの美しさを実感してみてください。

フレキシブル基板 - 低価格のカスタム基板急速に試作サービス- PCBWay

モバイルバージョンを終了