光造形3Dプリンタを購入しましたので、メモしていきます。
しばらくは箇条書きで追加していきます。
購入したのは安価な光造形3Dプリンタ ELEGOO社のMars pro 2 です。
3万円程度でした。
トラブルと対策
- Chituboxでスライスしたが「解像度が違う」と表示された
スライサーの設定プリセットをdefaultからELEGOO MARS2 proに変更 - フィルムにこべりついた薄いレジンがとれない
界面活性剤(台所洗剤)を水に溶かし、ゴム手袋をして爪で優しくこすったらとれました。 - Z軸からガガガガという大きな異音。
Z軸が一番下に到達したにもかかわらず、さらに動こうとして”ガガガガ”という大きな異音が発生していたのですぐに停止。後述のZ軸再調整で対処したら治りました。 - 造形ミス
造形が不完全だったり、斜めになってしまうという造形ミスが2回発生しました。原因はZ軸調整のようです。マニュアル記載の調整方法でやったのですが、どうやらこの方法があまりよろしくないようです。下記のYOUTUBEのZ軸調整方法を参考にしました。
https://www.youtube.com/watch?v=UdUZSGtG43Y&t=368s&ab_channel=%E5%B2%A1%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93nel - 造形物が途中で脱落してしまう(サポート部分は造形される)
サポート部分は造形されているものの、造形物本体部分が無い。そんな場合は、サポートの太さを太くしたりサポートの数を増やしてみる。または、露光時間を少し長くしてみる。 - 造形物とビルドプレートの固着が強すぎて剥がせない
一層目の硬化時間を少し短くしてみる。オルファ(OLFA) スクレーパーT-45 202Bを使用すると硬くても剥がしやすいです。
やってしまったミス
- レジンタンクのフィルムを強くこすって傷つけてしまった
硬めのヘラで強くこすったのでフィルムに少し凹凸ができてしまいました。レジンタンクのお手入れは丁寧にしましょう。
現時点での所感
- 水洗いレジンは非常に楽
通常のレジンだとIPAや無水エタノールなどでの洗浄が必要になります。水洗いレジンは価格が1.5~2倍程度高いですが、その分薬品も不要ですし何より楽です。 - 結構汚れる
レジンのついた手袋やタンク、造形物の処理に慣れていないと至る所にレジンを垂らしてしまいます。気を付けましょう。特に壁紙などにはつかないように。
付属品
- プラスチックスクレーパー
- 金属スクレーパー
- 六角レンチ
- ろ紙 など
あった方が良い物 100均一
- ステンレスのバット&アミ
- PCV手袋
- 使い捨ての拭くもの
キムワイプなどお勧めです。 - ハギレ
同上
硬化手順
- 完成した造形物からレジンが滴らなくなるまで待つ
- 一次洗浄
洗剤と水 はけなどをつかう
水の処理は、太陽で1時間~2時間→沈殿物でる→自治体の処理方法に従い処理 - 二次洗浄
もう一度洗浄。超音波洗浄などあればなおよし。 - 乾燥
半日から一日ぐらい乾かす。
最初にサーキュレータで1時間ぐらい風をあてるとなおよし。 - 二次硬化
太陽光や紫外線ライトで二次硬化。時間は造形物などによってまちまち。
私はひとまず紫外線ライトで60秒ほど処理しています。比べていないので違いはまだ不明。