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SKD61とは?ダイス鋼の一つであるSKD61の性質や特徴、SKD11との違いを解説 

SKD61
SKD61

SKD61について

SKD61は耐熱性に優れており、熱間金型用の合金鋼に分類されます。
モリブデンの量が多いため「高温化での引っ張り強さ」が上昇しており、バナジウムによって「靭性が向上」しています。焼入れ後の硬度はHRC53~56程度です。

長所・メリット

SKD11との違い

熱処理後の硬度 SKD11>SKD61
SKD11の熱処理後の硬度はHRC58~62程度で、SKD61はHRC53~56程度です。
SKD11は炭素とクロムの含有量が多いため、高い硬度が必要な部品への使用に適しています。

靭性、熱間引張強度 SKD61>SKD11
SKD61は上記にあるように、モリブデンとバナジウムの量が多いです。300℃程度の環境下において、SKD11は強度が急激に低下するのに対し、SKD61は一定の強度を保ちます。

DHA1、DH2Fとは?SKD61との違い

DHA1とDH2Fはどちらも大同特殊鋼が独自に開発したブランド鋼です。

加工方法

処理について

Raytech(レイテック)ではSKD61加工部品も対応致します。

Raytechでは、マシニング加工・旋盤・研削・溶接といった加工から熱処理・めっきなどの後処理まで一括して引き受けます。
図面データを送ってご発注いただければ、材料手配から検査梱包までお任せください。

まずは無料見積もりから、お気軽にお問い合わせください。

参考資料

“JISG4404”.日本産業標準調査会.2021-12.https://www.jisc.go.jp/index.html

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