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【3Dプリンタで何を作ろう?熱積層Part1】ラックの脚を安定させるパーツ

「3Dプリンタを買ったはいいが何をつくればいいかわからない、、」
一度はこんな悩みを持った事がありませんか?

この記事では実際に3Dプリンタで造形した日用品や道具などを紹介していきます。
役に立つものから意味不明なものまで、とにかく紹介していきます。

今回造形したのは「ラックの脚を安定させるパーツ」です。

熱積層造形(FDM)の3DプリンタxPLA樹脂で造形しました。
この組み合わせは反りも少ないため初心者でも簡単に造形できます。

直径35mmx厚み12mmの小さな部品です。
これだけ見ても何の事かわからないと思いますので、ラックに装着した写真をご覧ください。

ビフォー
アフター

左がビフォーの写真です。ラックは実際3段あるのですが、それに対して少し脚が貧相すぎます。
なので、接地面積を広くするために丸い脚をはかせることにしました。

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手順

  1. 脚のサイズを計測
  2. 3DCADでモデリング(FUSION360使用)
  3. スライスでデータを変換
  4. 印刷
  5. 履かせて完成!

1.脚のサイズを計測

まずはデジタルノギスで脚のサイズを測定しました。
測定結果は”18.15mm”でした。
今回は精密な部品ではないので、測るものは定規などでも構いません。

ただ、デジタルノギスがあれば何かと楽です。
刃がステンレスの物でもAmazonで3000円程度で買えます。
安物は精度がよくありませんが、簡単なDIYでしたら十分です。

もしちゃんとしたものが欲しければ、シンワ測定や新潟精機
さらに良いものであればミツトヨをオススメします。

2.CADでモデリング

今回はFUSION360を使ってモデリングしました。
詳しい操作方法は割愛しますが、別記事にて少しずつアップしていこうかと思います。

脚の六角部が18.15mmだったので、少しクリアランス(隙間)が必要です。
とりあえず片側0.6mmの隙間をつくりました。
六角の対辺それぞれ1.2mmの隙間ができた事になります。

六角穴の深さ5mm、全体の高さ12mmで押出します。

上面全体に0.5mmで面取りします。
特に穴の口元(入り口)には面取りをする事をオススメします。
少しでもバリやカエリがあると入らなくなってしまいます。

3.スライスによるデータ変換

3Dプリンタで出力するには、STLなどのデータに変換する必要があります。
FUSION360では、モデルを「メッシュとして保存」することで簡単にSTLデータに変換できます。

このSTLデータをスライスソフトで3D出力する条件を設定して造形していきます。

スライスソフト Flash print


モデル内の充填率を50%した以外は特にパラメータはいじっておりません。
1個で40分程度の時間がかかるようです。

4.出力

1個印刷してみて問題が無かったので、残りの三個も印刷していきます。
材料はPLAの白色です。

ちなみにPLA樹脂については過去記事で紹介しています → PLA樹脂とは?

5.完成

所感

以前のラックは少し重いものを乗せるとグラグラしていましたが、安定感が向上しました。

また、クリアランスを1.2mmにしましたが0.8~1mmぐらいでよかったかもしれません。
移動する時に脚がぬけるので、両面テープでくっつけておきました。
隙間がギリギリであれば、特にテープでくっつける必要も無いかと思います。


※この記事の内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。

第二弾はこちら →【3Dプリンタで何を作ろう?熱積層Part2】磁石+フック形状のパーツを組み合わせる

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