熱処理

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【熱処理】火炎焼入れ(炎焼入れ)とは?耐摩耗性、疲労強度を向上させる局所加熱処理

鉄鋼材料に対するメジャーな"局所"熱処理には高周波焼入れがありますが、そのほかにも「火炎焼入れ」という処理があります。全体焼入れなどに比べると少しマイナーですが、使い分けする事で設計の幅が広がるので知らない人は覚えておきましょう。 火炎焼入...
熱処理

【熱処理】サブゼロ処理とは

サブゼロ処理とは、鉄鋼材料に対して行われる熱処理で、材料の寸法安定化や硬度の均一化などを目的とした処理です。焼入れをした鋼をドライアイスなどで0℃以下(一般的に-60℃~-100℃程度)に急冷することによって、焼入れで発生した残留オーステナ...
材料・処理知識

【処理を学ぶ】1.処理の全体像 表面処理の種類や特徴を解説

材料に施す表面処理にはさまざまな種類があります。金属は加工した後そのまま使うこともできるのですが、耐食性や耐摩耗性などが低いと、すぐに錆びたり摩耗したりしてしまいます。例えば、鉄鋼は酸素と結びつき、水分を取り込んで酸化しようとする働きがあり...
熱処理

【熱処理】浸炭焼入れとは 特徴や効果、浸炭に適した材料などを解説

浸炭焼入れとは、炭素含有量の少ない材料(低炭素鋼など)の表層に炭素を拡散浸透させる処理です。元となる材質の炭素含有量が低いので、内部の靭性は高いまま表層に硬化層を形成でき、耐摩耗性と靭性を両立することができます。 ※画像はイメージです 浸炭...
熱処理

【熱処理】高周波焼入れとは 特徴や効果を解説

高周波焼入れとは熱処理の一種で、材料全体ではなく特定部分の表面にのみ焼入れを施すものです。必要な個所のみ硬度を入れることができます。 高周波焼入れの方法 加熱コイルに高周波誘導電流を流し、コイルに磁力を発生させることにより、鋼の表面を急速に...
熱処理

【熱処理】焼きなまし(焼鈍)とは 特徴や効果を解説

焼きなまし(焼鈍)とは熱処理のひとつで、金属をやわらかくする処理です。英語ではアニーリングと呼ばれます。 主な効果 金属をやわらかくする残留応力を除去する組織を均一化する 焼きなましの種類 完全焼きなまし 最も一般的な焼きなましで、”焼きな...
熱処理

【熱処理】 窒化処理とは 特徴や方法、メリット、タフトライドやイソナイトとは?窒化の種類を解説

窒化とは、金属に窒素を浸み込ませ、表面を硬化する処理です。金属の耐摩耗性と疲労強度を向上させます。約600℃近くの温度でも軟化することがなく、耐食性も比較的良好な処理です。高周波焼入れや浸炭焼入れと違い、熱による歪みが少ない処理です。硬化層...
熱処理

【熱処理】焼入れ・焼戻しとは?炭素を含む鋼材や合金を硬くする処理の意味や特徴を解説

焼入れとは「炭素を含んだ鋼材」を「オーステナイト組織が生成されるまで」加熱し、その後急速に冷却をしマルテンサイト組織を得ることで、鋼を硬くする処理です。しかし、そのままでは金属は硬く脆い状態になってしまうため、その後「焼き戻し」によって靭性...