金属材料

【快削銅】テルル銅(C14500)とは?特徴、性質解説

テルル銅は銅にテルル(Te)を0.4~0.6%添加した銅合金です。被削性に優れており、放電加工もしやすい加工性の高い材料です。快削黄銅の被削性を100、純銅の被削性を20とすると、テルル銅の被削性は85となっており、非常に被削性に優れている...
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【銅合金】ネーバル黄銅C4622・C4641とは 特性や性質を解説

ネーバル黄銅は「銅(Cu)60%程度・錫(Sn)少量・亜鉛(Zn)」を含んだ耐海水性に優れた黄銅です。成分によってC4622とC4641に分類されます。 ネーバル黄銅の主成分 CuPbFeSnZnC462261.0~64.00.30以下0....
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【銅合金】CuW(銅タングステン=銅タン)とは?特性、性質や用途を解説

Cu(銅)W(タングステン)CuW(銅30タングステン70)約30%70% CuWの特性 銅タングステンは銅(Cu)とタングステン(W)の合金で、導電性・切削性・耐摩耗性などに優れています。略称として"銅タン"とも呼ばれます。銅タングステン...
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CAC502C(旧PBC2C)とは?りん青銅鋳物であるCAC502Cの特徴、CAC502A,Bとの違いなどを解説

CAC502Cは、りん青銅連続鋳物2種と呼ばれるCu-Sn-P系の材料です。鋳造材料ですが、連続鋳造方式のため鋳巣が少なく組織が良好です。耐食性及び、耐摩耗性に優れており、歯車や軸受けなどに使われます。PBC2Cは旧JIS記号です。図面など...
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【銅合金】快削真鍮C3604とは 通常の真鍮との違い、特性や性質を解説

C3604の特性 C3604は真鍮の一種で、快削真鍮と呼ばれる材料に分類されます。真鍮は銅と亜鉛の合金で、展延性や導電性に優れており、外観も良く装飾品などに使用されています。快削真鍮の"快削"とは「削りやすい」という意味で、その名の通り切削...
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【純銅】タフピッチ銅(C1100)・りん脱酸銅(C1220)・無酸素銅(C1020)とは?純銅系合金の特徴、性質や違いを解説

純銅系材料は、99.90%以上が銅成分でできており「熱伝導・導電性・耐熱性」などに優れています。その中でも、酸素含有量により3種類に分類されます。 純銅系は酸素含有量で3分類される タフピッチ銅(C1100) 酸素含有量=0.02~0.05...
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砲金、青銅鋳物とは?銅合金である砲金の特徴や性質、CAC・BCなどの記号の意味を解説

砲金とは錫(Sn)を10%前後含む銅合金で、「砲金」は青銅鋳物の古い呼ばれ方です。CAC403やBC3、BC6なども砲金の一種です。 なぜ砲金と呼ばれる? かつて錫10%程度の銅合金が大砲の鋳物として使われていたことから、砲金と呼ばれるよう...
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【銅合金】真鍮(黄銅)とは C2801の特性、性質を解説

C2801の特性 銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金である真鍮は、身近な所では5円玉にも使われています。「銅と亜鉛の比率」によって分類され、代表的なC2801は「銅60%、亜鉛40%」の合金です。真鍮の中でも加工性がよく、価格も安く入手性が良い...