3Dプリンター使用時の便利グッズ~光造形編~

光造形式3Dプリンターを使用する際にあると便利なグッズを紹介致します。

※コメントはあくまで個人的な意見です。使用によって生じたトラブルや損害などについて当方で補償する事はできませんので自己責任にて宜しくお願い致します。

ビルドプレート周辺

オルファ(OLFA) スクレーパーT-45 202B
 ビルドプレートに固着した造形物やラフトを綺麗に剥がす事ができます。付属のスクレーパーでは歯が立たない場合でも、このOLFAのスクレーパーなら簡単に剥がせます。
金属で出来ているので、フィルム側への使用はおすすめしません。フィルムが傷ついてしまいます。

掃除

・IPA(イソプロピルアルコール)
 IPAはレジンで汚れたビルドプレートや部品などの掃除に有用で、キムワイプやウエスに軽く染み込ませて汚れを拭き上げます。揮発性が高く、引火の危険もありますので取扱いには充分注意してください。水洗いではない通常のレジンを使用する場合は、硬化前の洗浄にIPAなどが必要なので大きめの容量のものを購入しておきましょう。


・ぼろ布(ウエス)
 汚れの拭き上げなど様々な場面で使えます。家にある布の古着を切ったものを使ってもいいですし、用意できない場合はネットでまとめ買いをする事もできます。余っても日常生活の掃除に活用できるので買って損はありません。

・キムワイプ
 研究機関や工場などにおいても絶大な人気を誇る拭き上げシートです。水分や油分をすばやく吸収してくれるだけでなく、毛羽立ちも少なく非常に使いやすいです。

・PCV手袋
 レジンを素手で触ってはいけません。人によっては強いアレルギー反応を起こす場合もありますので、レジンを扱う際には必ず手袋を装着しましょう。ビニールではなく、耐薬品性に優れたPCVやニトリルで出来た使い捨て手袋の使用をおすすめします。


造形後の処理

・ニッパー
 造形後にサポート材を除去するためにニッパーは必須です。3Dプリンター購入時に付いてくるニッパーでも構いませんが、タミヤ製のニッパーなど日本製の優れたものを使うと作業が非常に捗ります。


・ハケ
 平たい筆形状のハケがあれば、硬化前洗浄で細かい部分まで処理する事が出来ます。
・オルファナイフ

 こちらのデザインナイフは細かい部分のサポート処理や表面のそぎ落としに有用です。小さい造形物の仕上げにはうってつけです。ただ、非常に鋭利なナイフですので怪我をしないように注意してください。

・ピンセット
 造形後の洗浄など、ピンセットがあると細かい部品を洗浄を楽に行う事が出来ます。

・ガラスの小瓶
 造形後の洗浄をする際に、IPAなどの液体を小瓶に入れると洗浄が楽に行えます。
・ステンレスのバット&網
 ステンレスのバットと網があれば造形物の処理に便利です。乾燥用にも使えるので、100均で2セットほど買っておくと作業がはかどります。
ダイソー商品→https://jp.daisonet.com/collections/kitchen0222
・ルーター
 小型ルーターがあれば造形物の表面処理が格段に早くなります。先端を付け替える事によって細かい部分も綺麗に研削する事ができます。造形物の積層痕が気になる場合はルーターを使ってみましょう。

その他

・デジタルノギス
 ノギスを持っていないのであれば、安い物でも構いませんので取り合えず買っておくと便利です。最近ではステンレス製の物でも非常に安く手に入りますので、まずは2,000円程度のもので問題ありません。