【機械図面記号】SΦ、SRとは?球形状の表記を解説

SΦ、SRとはどちらも球形状を図示するものです。
Sはsphere=球を意味します
180°を超える球形状は”SΦ”
180°未満の球形状は”SR”で表記します。

SΦの図示

上記のSΦ30は直径30mmの球形状になっている事を示します。
(他の寸法指示は省略しています)
てるてる坊主の頭をイメージすると分かりやすいかもしれません。

SRの図示

SRは180°以下の球形状に使用する表記方法です。
(SR)は先端が半径5mmの球形状になっていることを示します。
(SR)がカッコで括られているのは、右側に記載している”Φ10″という寸法表記から半径が導かれるからです。
※SR5という表記になっていたり、カッコ無しで描かれている場合もあります。