PCBWayで実際にTPU部品を3Dプリントしてみた!【PCBWay割引キャンペーン紹介】

現在開催されているPCBWayのTPU(FDM)素材キャンペーンにあわせて、実際に3Dプリント品を発注し、どのような仕上がりになるかを検証してみました!
キャンペーン内容は以下の通りです。

キャンペーン内容(2025年9月1日〜30日)

  • 通常価格より36%オフ
  • 20g以上の造形はさらに追加割引
  • 64g以上なら最大80%オフ相当
  • イベント期間中は、TPUがPLA素材と同価格

高機能素材がベーシック素材と同価格で試せるまたとないチャンスです!

今回注文したモデル:エアレスボール

使用した3Dモデルは六角ワイヤーフレームになっているエアレスボールです!
TPUの柔軟性を活かしつつ、FDM方式の精度を確認するには最適なモデルです。一般的な家庭用3Dプリンターでは、このような複雑な幾何形状をきれいに仕上げるのは至難の業。PCBWAYの品質に期待しつつ、注文してみました。

※今回は著作権フリーのデータを使用して作成しましたが、リンクが消失してしまっております。似たモデルを探したい場合は”stl tpu ball”などのワードで検索してみてください。利用規約については各サイト、データを自己責任にてご確認お願い致します。

発注、金額について

こちらのボールは直径約67mm(約7cm)のサイズとなっています。

価格は、日本円で約1,180円
さらに数量割引も適用されるため、まとめて注文するほどお得になります。

たとえば

2個注文の場合: 約590円 × 2個 = 約1,180円(なんと1個だけの場合と同じ合計金額!)
5個注文の場合: 約368円 × 5個 = 約1,840円

このように、キャンペーン価格により非常にコストパフォーマンスの高い発注が可能であることがわかります。

※送料は別途かかりますのでご注意ください。

・まずSTLデータをドラック&ドロップで読み込ませます。
・数量を入力し、材質でTPUを選択します。
・カラーバリエーションから色を選択します。今回は白にしました。
・インフィル(内部密度)を選択します。今回は40%で作成しました。
TPUはインフィルによって硬度がかなり変わりますので、用途にあったパーセンテージを選択しましょう。最大で100%まで選択できます!

注文から到着まで

  • 注文日: 9月4日
  • 発送: OCS(国際配送)
  • 配送センター到着: 9月8日
  • 手元到着: 9月12日

今回の配送方法はOCSを選択。追跡情報も非常にわかりやすく、海外からの発送にもかかわらず、注文から約1週間で受け取ることができました。
地域や配送業者によって到着日は前後すると思われますが、非常にスムーズでした。

開封

届いた箱はしっかりと梱包されており、外装にも潰れや破損は見られませんでした。
内部にも緩衝材が丁寧に詰められており、輸送中にモデルが動いたり、破損したりする心配はほとんどないと感じました。

仕上がりの評価

開封してまず驚いたのは、サポート材の処理が非常に丁寧で、造形面がとても美しいこと。
TPU素材にありがちな「糸引き」もほとんどなく、エッジ部分の再現性も高いです。FDM方式とは思えないほどクリーンな仕上がりで、家庭用3Dプリンターではなかなか得られない品質だと感じました。

また、TPUの柔軟性もしっかりと活かされており、ボールを押すと滑らかに変形し、すぐに元の形に戻ります。このしなやかさは、TPU特有の特性を正しく活かしている証拠です。

TPUの応用例

今回の空洞モデルのように、「見た目」と「機能性」の両方を重視したい用途では、PCBWAYのTPU 3Dプリントは非常に有力な選択肢になります。

たとえば

  • シャフトグリップ
  • スマホカバー
  • ウェアラブルデバイスの外装
  • 柔らかいロボットパーツ
  • 生活補助具のクッション材

など、実用品への応用も十分に可能です。


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総括:柔軟性と品質の両立。TPU 3Dプリントを、実際に試してみて

今回実際にPCBWayでTPU素材を用いた3Dプリントを依頼し、届いた製品を手に取ってみて感じたのは、「柔軟性と高精度な仕上がりの両立がここまで進化しているのか」という驚きでした。FDM方式にもかかわらず、糸引きが少なく、サポートの処理も丁寧。これは家庭用3Dプリンターではなかなか得られない品質です。

ゴムボールのような柔らかさと耐久性が求められるパーツはもちろん、シャフトグリップ、スマホカバー、ウェアラブルデバイスのパーツなど、実用品にも十分応用可能です。

現在開催中のキャンペーン期間(2025年9月末まで)を利用すれば、PLAと同等価格で高性能TPUが試せるチャンス。少量生産やカスタム部品の試作・製造に最適なこの機会を、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?