ブラケットとは?機械部品やフレームを組付けるための金具について解説

機械部品

ブラケットとは、機械部品やフレームを結合させるために用いる部品です。
主な形状はL字型の金具です。

主な用途は「固定」で、ボルトを利用して部品を締結します。
自動車部品や工作機械をはじめ、架台など様々な箇所で使用されます。

ブラケットの種類

L型ブラケット
凸曲げブラケット
Z型ブラケット

ブラケットには様々な形状があります。
主な形状は上記の3種類のブラケットです。

これらは基本的に板金のプレス加工によって曲げられます。
L型ブラケットについては、鋳造で作られている既製品も多く存在します。

また上記の形状に限らず、部品同士を締結させる目的の部品であれば、板状のプレートなどをブラケットと呼ぶ場合もあります。

ブラケットの材質

ブラケットは主にアルミ(A5052)、ステンレス(SUS304)、SPCC、SS400などで作られています。

鋳造の場合は、SS400などの鉄鋼でつくられます。
鋳造の鉄鋼の表面は黒皮と呼ばれる良性のサビで覆われています。
黒皮にも多少防錆力はありますが、錆びを嫌うようであれば黒皮を除去した上で塗装やめっきなどの処理が必要です。

軽量化したい場合はアルミ、防錆を重視するならステンレスかアルミを選びましょう。
ステンレスやアルミは鉄鋼よりも価格が高いので、安くしたい場合は鉄+塗装やめっきなどの手段も考えましょう。