今回は電子工作をする時に用意すると便利なものをピックアップしました。
便利な道具を揃えて楽しく電子工作しましょう!
・はんだごて
これがないと始まりません。温度調整と電源のON/OFFがスイッチでできるものがお勧めです。
つけっぱなしで放置すると火事の危険性もあるので、自動電源OFFなどの機能がついているものをお勧めします。
白光さんのはんだごてがオススメですが少々お値段が張りますので、初心者の方はとりあえずリーズナブルで多機能なものを選択しましょう。
・ハンダ
ハンダは種類が多いですが、迷ったらとりあえず「電子工作用」「基板用」などと書いてあるものを選べば大丈夫です。簡単にハンダの種類を説明します。
- 鉛入りハンダ
鉛が含まれていて融点が低いハンダです。短い作業時間でハンダ付けできるので初心者でも失敗しにくいです。ただ現在は鉛フリーハンダが主流です。 - 鉛フリーハンダ
鉛が含まれていない融点が高いハンダです。作業時間が少々長くなりますが、有害物質である鉛が含まれていない事がメリットです。
フラックスは必要?ヤニ入りとヤニ無しとは?
フラックスはハンダと金属をくっつきやすくするものです。主成分が松ヤニで出来ているので、「フラックス=ヤニ」と呼ばれることもあります。
フラックスには塗布するタイプとハンダの内部に入っているタイプがあります。
フラックスがハンダの内部に入っているものは「ヤニ入りハンダ」と呼ばれます。
初心者の方は作業のしやすい「ヤニ入りハンダ」を使用する事をお勧めします。
・ハンダ吸い取り線、ハンダ吸い取り器
誤った箇所にハンダをしてしまったり、ハンダを盛りすぎてしまった時に使えるのがこの吸い取り線です。銅で出来ており、熱してハンダに押し付ければグングン吸い取ってくれます。
また手動ポンプ式の吸い取り器もあります。まずは熱してハンダを浮かせてから、空気の力でハンダを吸い取ります。
・ワイヤ(電線)
ワイヤには「より線」と「単線」があります。より線は複数の線がまとまった構造になっており、耐久性が高く曲げにも強いです。単線は一本の線でできており、単純な接続に適しています。
電子工作では「より線」を使う事が多いです。
・ワイヤストリッパー
配線の被膜を剥くストリッパーです。線の径に合わせて的確に素早く被膜を剥く事ができます。ニッパーなどでも被膜を剥く事は可能ですが、作業性や確実性を考えると圧倒的にワイヤストリッパーを使った方がいいです。
・熱収縮チューブ
熱で収縮する絶縁性のチューブで、塩ビやフッ素系ポリマーで出来ています。柔軟性があり、ケーブルの保護・絶縁・外観向上などの目的で使用されます。
色々なサイズがセットになっているものがオススメです。
・ライター
熱収縮チューブを収縮させるのに使えます。ヒートガンを使うのがベストですが、用意できない場合はライターやドライヤーでも代用できます。火の取り扱いには注意しましょう。
・作業マット
耐熱性、絶縁性のあるシリコンマットは絶対に用意した方がいいです。机の上で何も置かずに作業すると、机が焦げたり火災の危険性もあります。500℃程度の耐熱性があるマットなら熱したハンダごてが接触しても大丈夫です。部品も並べる窪みも付いているので作業性もUPします。
・ヘルパーハンド
第三の手とも言える補助用のハンドです。電線やハンダを固定できるので、ひとつあると非常に便利です。
・ホットボンド
LEDなど電子部品の固定に使えます。絶縁性もあるので、ショートを防ぐのにも役立ちます。 ダイソーなどでも購入できますので、まずは安価なものを買って試してみましょう。