【フィラメント】ABSとは 3Dプリンター素材の特徴や性質を解説。PLAとの比較も

ABS樹脂とは、下記3種類の特徴を持った熱可塑性汎用プラスチックの一つです。
3Dプリンターのフィラメント(材料)として広く使われています。
・A=アクリロニトリル
・B=ブタジエン
・S=スチレン

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ABS 特徴

一般的な使用条件
  • プリント温度240°~250°程度
  • ヒートベッドの温度80°~100°程度
長所
  • 優れた耐衝撃性
  • 耐薬品性がある
  • 加工性が良い
     造形後の磨きや追加工もしやすいです。
  • 靭性がある
短所
  • 温度管理が必要
     造形が簡単なPLA樹脂と違い、適切な温度管理が重要です。ヒートベッドを搭載した密閉型のプリンタ等でなければ造形できない場合もあります。機種の対応材質を確認してください。
  • 反りやすい
     熱収縮性が高く、造形中に反りやすいです。
  • プリント中の匂いがきつい
     使用中は必ず換気しましょう。
  • 耐熱性が低い
     100°程度で軟化をするため、高温状況下での使用は避けた方がいいです。
主な用途

汎用性が非常に高く、耐衝撃性もあるので様々な部品の治具や最終製品としても使用が可能です。

PLA樹脂との比較
プリント温度軟化温度耐衝撃性靭性印刷中の反り印刷中の匂い吸水率印刷難度
ABS240°~100°反りやすいきつい0.2~0.6%普通
PLA210°~60°×反りにくい少しある0.3~0.5%簡単
汎用プラスチックのABSとは違う?

ABSは切削加工などでも使われる汎用プラスチックです。素材自体を構成する成分は似ておりますが、3Dプリンターでの熱溶解積層方式では内部構造が細かい層状になります。そのため、切削加工で作られたABSよりも結合力は弱く、全く同じような機械的特性は得られないと言えます。