電磁ブザー(アクティブブザー)とは?電気を流すだけで音が鳴るブザー

音を鳴らす電子部品のブザーにはいくつか種類があります。
その中でも電磁ブザーは発振回路を内蔵しているため、電圧を加えるだけで音がなります。

電源ピンには極性があり、脚の長い方がプラスです。
(上面にプラス記号が書いてあるものもあります。)

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電磁ブザー(アクティブブザー)と圧電ブザー(ピエゾブザー)の違い

構造の違い

電磁ブザーはコイルに誘導した電流を利用し内部の振動板で音を出す仕組みになっています。

一方の圧電ブザーは内部に電圧で伸縮する板が内蔵されています。
この板は圧電振動板と言い「圧電セラミックス」と「黄銅やニッケル」を接着した薄い板の構造をしています。

圧電セラミックスは電圧により伸び縮みしますが、金属は伸縮しないため電圧の向きを交互に変えると山折りと谷折りの変形を繰り返します。これにより音が発生します。

駆動電流、電圧の違い

電磁ブザーの動作電圧は1.5V~24V
圧電ブザーの動作電圧は1~220V
圧電ブザーの方が広範囲の電圧で使用する事ができます。

電磁ブザーの消費電流は10mA~150mA
圧電ブザーの消費電流は10mA未満
圧電ブザーの方が省電力で使用する事ができます。


圧電ブザーについてはこちらの過去記事をご参照ください。
→ 圧電ブザー(ピエゾブザー)とは?

参照

“発音部品(ブザー)発音の仕組み”.村田製作所.2022-02.https://www.murata.com/ja-jp/products/sound/library/basic/mechanism
“ブザーの基本 – テクノロジー、トーン、駆動回路”.CUI DEVICES.2022-02.https://jp.cuidevices.com/blog/buzzer-basics-technologies-tones-and-driving-circuits