【表面処理】アルマイト処理(陽極酸化処理)とは 特徴や性質を解説

アルマイトは「アルミ材料に施す表面処理」のひとつです。
アルミニウムを陽極で電解処理をすることで人工的に酸化被膜を形成させます。

アルマイト

アルマイトの長所

  • 耐食性を向上させる
  • 耐摩耗性を向上させる
  • 傷が付きにくくなる
  • 電気絶縁性をもたせる
  • 装飾性
     美観が向上します。また「カラーアルマイト」などで色を入れることができます。

アルマイトの短所

・耐熱性が低い
 200℃程度までは使用に堪えますが、100℃を超えた時点でクラックが入る恐れがあります。A5052など材料自体も200℃以下の使用が推奨されていますので、高温下での使用は避けましょう。

アルマイトの種類

  • アルマイト(白)
     最も一般的なアルマイトです。膜厚は5~10μ程度となります。
  • 黒アルマイト
     アルマイトで発生した孔に黒い塗料を閉じ込めた処理です。
  • 硬質アルマイト
     特殊な溶液でアルマイトを行い、硬質なアルマイト層を形成させた処理です。膜厚は30~50μ程度と分厚いです。
  • カラーアルマイト
     アルマイトで発生した孔に塗料を閉じ込め、赤や青など様々な色味をもたせた鮮やかなアルマイト処理です。
  • 梨地アルマイト
     アルミ素地をサンドブラストなどで荒らすことによって、梨地のアルマイトを形成します。黒くした”梨地アルマイト黒”は反射をきらう光学系の部品によく用いられます。
アルマイトはメッキと違う?

アルマイトは素材の上に”成長被膜”そして素材の下に”浸透被膜”を形成させて成長します。一方のメッキは素材の上にメッキ層を乗せる処理です。ひとまとめにされがちですが、両者は別物といえます。