FC250とは?鋳鉄の種類や特徴、デンスバーとの違いなどを解説

FC250は鋳鉄の一種で、熱で溶かした鉄鋼を型に入れて冷却する事によって作られます。炭素量が多く1.7%~6.68%を含んでおり、見た目の色から「ねずみ鋳鉄」とも言われます。

FC250の”250″は引張強度を示しており、引っ張り強度250(N/mm2)以上ということを表しております。
ちなみにFC200の場合は引張強度200(N/mm2)以上です。

鋳鉄の特徴

  • 耐摩耗性に優れる
     鋳鉄は炭素量が多く、耐摩耗性に優れています。
  • 切削性に優れる
     鋳鉄に含まれる黒鉛の潤滑効果により切削性が高くなるため、加工しやすい材料と言えます。
  • 振動吸収能が高い
     振動を吸収する能力が高いため、工作機械のベッドなどにも使用されます。
  • 耐熱性に優れる
     鋳鉄は炭素量が多いため、耐熱性にも優れます。

鋳鉄のデメリット

  • 溶接に向かない
     炭素量が多いため、溶接には向きません。
  • 塑性変形に向かない
     炭素量が多く靭性が低いため、プレス加工などの塑性変形を伴う加工には向きません。

鋳鉄の用途

・マニホールド、ベース、バルブ、ウエイト、ギアなど

デンスバーとは?デンスバーとFC250の違い

デンスバーも鋳鉄ですが虹技株式会社の登録商標であり、JIS規格のFC250とは異なります。
「Dense bar」=緻密な棒を意味しており、通常のFC材よりも欠陥が少なく中心部まで緻密な組織をしております。普通鋳鉄とダクタイル鋳鉄の種類があり、下記に一例を挙げます。

  • デンスバー(普通鋳鉄)EC = JIS規格 FC250相当
  • デンスバー(普通鋳鉄)E2 = JIS規格 FC200相当
  • デンスバー(ダクタイル鋳鉄)D4 = JIS規格 FCD400-15

参照

”JIS G 5501:1995 ねずみ鋳鉄品 ”.日本産業標準調査会.2022-03.https://www.jisc.go.jp/index.html
”デンスバー ”.虹技株式会社.2022-03.https://www.kogi.co.jp/bumon_densebar.html