【表面処理】硬質クロムメッキ(ハードクロムメッキ)とは 特徴や性質を解説

材料・処理知識

硬質クロムメッキは電気メッキの中でも最も硬いメッキで、耐摩耗性に優れています。
ハードクロムメッキ、工業用クロムメッキとも呼ばれています。
一般的な膜厚は10~30μ程度です。

長所
  • 硬度が最高クラスのメッキ
     HRC67程度、HV換算で800~1000程度と表面処理の中でも最高クラスの硬度を誇ります。
  • 耐摩耗性に優れている
  • 離型性に優れている
     樹脂やゴム製品などの金型にも適しています。
  • 厚メッキが可能
     処理業者、形状や材質にもよりますが、50~100μ程度の厚メッキを施すことも可能です。
短所
  • 400°以上で硬度が低下する
  • 硬質クロムメッキ同士で摺動するとかじりが発生し、摩耗が早くなる
フラッシュメッキとの違いは?

フラッシュメッキとハードクロムメッキの違いは膜厚です。
ハードクロムメッキの一般的な膜厚10~30μ程度に対し、フラッシュメッキは2~3μ程度と非常に薄い被膜です。成分は変わりませんが、フラッシュメッキは非常に短時間で仕上げるメッキとなります。