金属

金属材料

【海外規格】工具鋼O1とは?性質や特徴、JIS規格のSKS3との違いを解説

O1はAISI(アメリカ鉄鋼協会)規格の工具鋼です。JISの同等材ではSKS3があげられます。耐摩耗性があり、冷間工具やパンチとして使用されることがあります。化学成分は基本的にSKS3と同じです。 規格CSiMnPSCrWO10.90~1....
未分類

【熱処理】火炎焼入れ(炎焼入れ)とは?耐摩耗性、疲労強度を向上させる局所加熱処理

鉄鋼材料に対するメジャーな"局所"熱処理には高周波焼入れがありますが、そのほかにも「火炎焼入れ」という処理があります。全体焼入れなどに比べると少しマイナーですが、使い分けする事で設計の幅が広がるので知らない人は覚えておきましょう。 火炎焼入...
未分類

設計の落とし穴(1) ~メッキするのに抜き穴がない!~

このシリーズでは、気づかずにうっかりミスしてしまいがちな設計ミス="設計を落とし穴"にまつわる小ネタをまとめていきます。さっそく下の嵩上げブロックをみてみましょう。材質:SS400処理:ユニクロメッキサイズ:300x140x80mm短い角パ...
金属材料

SK4(現SK95)とは?炭素工具鋼であるSK4の性質や特徴、SK3やSK5との違いを解説

SK4は炭素工具鋼に分類される金属です。現JISでは記号が「SK95」に変更されておりますが、今もなおSK4の名称が多く使用されています。 SK4(SK95)の化学成分 C(炭素)Si(シリコン)Mn(マンガン)P(リン)S(硫黄)Cr(ク...
金属材料

【合金工具鋼】SKS93とは?冷間金型に使われる金属の性質や特徴、SKS94やSKS3との違いを解説

SKS93とは? SKS93は冷間金型に使われる合金工具鋼です。炭素工具鋼にMn、Crなどを添加し、焼入れ性を向上させています。 SKS93と類似金属の成分比較 SKS94、SKS95との違い 炭素量のみが異なるため、使用部品の硬度と靭性の...
金属材料

SK105(SK3)とは?炭素工具鋼であるSK105の性質や特徴、SK5やSKS3との違いを解説

SK105(SK3)は炭素工具鋼です。「SK3」というのは旧JIS表記で、現在は「SK105」に変更されましたが、まだ多くの図面でSK3の表記が残っています。 SK105(SK3)の化学成分 SK105(SK3)は炭素量が多く強度の高い材料...
材料・処理知識

合金の添加元素が与える影響について 炭素,クロム,ニッケル,マンガン,などの元素が金属に与える影響について

鋼材の98%は鉄(Fe)でできておりますが、その他に微量に含まれる元素は材料の特性に大きな影響を与えます。鉄鋼材料には炭素・マンガン・シリコン・リン・硫黄といった5つの元素が混ざっています。その鉄鋼材料にニッケルやクロムなどの元素を添加する...
金属材料

【合金工具鋼】SKS3とは?性質や特徴、SK3との違いを解説

SKS3は冷間金型用の合金鋼です。 SKS3とは? SKS3は合金工具鋼であり、SK材をベースにクロム・タングステンを添加しています。これにより「耐摩耗性」が向上しております。また、熱処理をした場合「HRC58~63程度」の硬度が得られます...