材料・処理知識

材料・処理知識

【材料を学ぶ Part.2-2】ステンレス鋼の種類

前回はアルミ合金をピックアップしましたが、今回は鉄合金の中でも重要な位置に存在する「ステンレス合金」を詳しく解説していきます。 ステンレス鋼(Stainless Steel)は、10.5%以上のクロムを添加した合金で、炭素の含有量は1.2%...
材料・処理知識

【材料を学ぶ】切削工具に用いられる材料

金属や非金属の切削加工には切削工具という刃物が必要です。食材の皮を剥いたり切ったりするのに包丁が用いられるように、金属を削るのにも刃物が用いられます。ただ、機械加工に用いる刃物の材質は被削材(削られる材料)の3倍以上の硬度が必要だと言われて...
金属材料

【ステンレス鋼】SUS430とは 特性、性質やSUS304との違いを解説

フェライト系ステンレス SUS430 ステンレス鋼は錆びにくい合金としてよく知られており、SUS430は台所のシンクや厨房用品など身近な所にも使われています。SUS430は「フェライト系ステンレス鋼」に分類され、「18クロムステンレス」とも...
材料・処理知識

【機械加工の材料】混同しがちなJIS規格の材料とブランド鋼

機械部品には、様々な材料が採用されています。金属材料においては、「SS400やA5052」などの英数字の記号で表されることが多いです。これらの材料はJIS規格(現:日本産業規格)によって定められています。しかし、図面に指定された材料の中には...
材料・処理知識

【銅合金】ベリリウム銅(BeCu)とは Be25(C1720)とBe50の違いや特徴を解説 

ベリリウム銅は銅にベリリウム(Be)を0.5~3%添加した銅合金で、銅合金中で最高の硬度を誇ります。耐食性や強度に優れており、溶接機の部品や電極など幅広い分野に使用されます。機械加工に用いられる主なベリリウム銅には、BeCu25とBeCu5...
金属材料

【表面処理】溶融亜鉛めっきとは 電気亜鉛めっきとの違い、特徴や用途などを解説

溶融亜鉛めっきは、溶かした亜鉛に鋼材を浸すことで金属の表面に亜鉛めっきを形成する処理です。建築物やボルト、ナットなど様々な場面で使われており、「ドブめっき」とも呼ばれます。非常に厚い被膜を形成することが可能で、ボルトなどで50μ程度、建築物...
材料・処理知識

【表面処理】ユニクロめっき・クロメート処理とは 三価ユニクロ・六価クロメートなどの種類の違いや特徴などを解説

クロメート処理とは クロメート処理とは「六価クロムを使用した処理液による化成処理」で、クロメート被膜を生成させるものです。防錆や外観向上を目的としており「亜鉛めっきの後処理」として一般的に用いられる処理です。ユニクロめっきとは、クロメート処...
材料・処理知識

【表面処理】パーカーライジング(りん酸塩皮膜処理)・リューブライトとは 意味や特徴、メリットなど解説

パーカーライジング(パーカー処理)は鉄鋼の表面にりん酸塩皮膜を生じさせる表面処理で、りん酸塩化成被膜処理とも言います。腐食防止の目的だけでなく、塗装の前処理としても用いられます。リューブライトはりん酸塩皮膜処理の中でも「りん酸マンガン」を使...
熱処理

【熱処理】サブゼロ処理とは

サブゼロ処理とは、鉄鋼材料に対して行われる熱処理で、材料の寸法安定化や硬度の均一化などを目的とした処理です。焼入れをした鋼をドライアイスなどで0℃以下(一般的に-60℃~-100℃程度)に急冷することによって、焼入れで発生した残留オーステナ...
材料・処理知識

【材料を学ぶ Part2-1】アルミ合金の種類 アルミ合金の特徴や選定方法を解説

今回は非鉄金属の中でも非常に多く使用されているアルミ合金について詳細を解説していきます。アルミ合金にも様々な種類があるので、どのような基準で選定していけばよいのか、複数の視点からみていきましょう。 アルミ合金の全体像 アルミ合金とは アルミ...