【銅合金】CuW(銅タングステン=銅タン)とは?特性、性質や用途を解説

Cu(銅)W(タングステン)
CuW(銅30タングステン70)約30%70%

CuWの特性

銅タングステンは銅(Cu)とタングステン(W)の合金で、導電性・切削性・耐摩耗性などに優れています。略称として”銅タン”とも呼ばれます。
銅タングステンは難加工材料の切削用電極などに使われることもあります。
ただ、タングステンはレアメタルで高価な材料なので、タングステンの比率が高いCuWは必然的に材料価格が高くなってしまいます。

CuWの種類

CuWはタングステン70%のものが代表的ですが、他にも以下のような種類があります。

  • W75Cu25
  • W80Cu20
  • W90Cu10

タングステンと銅の割合によって分類されます。
タングステンの比率が高いほど比重が重くなり硬度も高くなりますが、導電率は下がります。

CuWの長所

  • 導電性に優れる
     導電率43%(%IACS)と高く、電極などに適しています。これはジェラルミンなどと同程度の伝導率です。ただクロム銅などの純銅系は80%程度なので、導電性を重視する場合は純銅系も選択肢に入れた方がいいです。
  • 耐熱性、耐摩耗性に優れる
     タングステンは金属の中では最も融点が高く、非常に硬い素材なので耐摩耗性にも優れています。

CuWの短所

  • 材料の価格が高い
     タングステンは高級材料なので、タングステンを多く含有するCuWも必然的に高価になります。

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