基板の基礎~基板の面付けとは?~

面付けとは?

面付けとは、1枚の基板サイズ内に同じ基板(または複数種類の基板)を複数個配置することを指します。
たとえば、40mm×40mmの小さな基板を10個使いたい場合、それらを1枚の大きなパネル状にまとめて製造し、あとで切り離すことで効率よく量産できるのです。

引用:https://www.pcbway.com/helpcenter/design_instruction/PCB_Panelization__Breakaway_Rails__Fiducial_Marks__Tooling_Holes.html

面付けのメリット

  • 製造コストの削減
     1枚ずつ発注するよりも、まとめて面付けすることで製造コストを抑えられます。
  • 組み立てや実装の効率化
     部品実装時にまとめて処理できるため、作業効率がアップします。
  • 整然とした配置が可能
     複数の基板を均等に並べることで、製造時の歩留まりも向上します。

面付けの種類

面付けの方法には以下のような種類があります:

  • Vカット:あとでパキッと手で折れるようにカットラインを入れる方法。大量生産向け。
  • ルーターカット(ミシン目):切り離ししやすく、基板の形状自由度も高め。

用途や予算に合わせて使い分けるのがポイントです。

試作・量産問わず、上手に活用することで、よりスムーズな基板製造が実現できます。