面付けとは?
面付けとは、1枚の基板サイズ内に同じ基板(または複数種類の基板)を複数個配置することを指します。
たとえば、40mm×40mmの小さな基板を10個使いたい場合、それらを1枚の大きなパネル状にまとめて製造し、あとで切り離すことで効率よく量産できるのです。

面付けのメリット
- 製造コストの削減
1枚ずつ発注するよりも、まとめて面付けすることで製造コストを抑えられます。 - 組み立てや実装の効率化
部品実装時にまとめて処理できるため、作業効率がアップします。 - 整然とした配置が可能
複数の基板を均等に並べることで、製造時の歩留まりも向上します。
面付けの種類
面付けの方法には以下のような種類があります:
- Vカット:あとでパキッと手で折れるようにカットラインを入れる方法。大量生産向け。
- ルーターカット(ミシン目):切り離ししやすく、基板の形状自由度も高め。
用途や予算に合わせて使い分けるのがポイントです。
試作・量産問わず、上手に活用することで、よりスムーズな基板製造が実現できます。