【ハイス鋼】 SKH51とは 特徴や性質を解説

SKH51 金属材料
SKH51
※ a)意図的に添加してはならない 
JIS G 4403:2015をもとに作成

SKH51の特性

SKH51は高速度工具鋼の中でも「モリブデン系」に分類されており、耐摩耗性靭性に優れております。SKH51は「カッターなど刃物系の材料」として選定されるハイス鋼の中でも「一番メジャーなもの」といえます。ISO規格においては「HS 6-5-2」が同等材となります。

用途

冷間鍛造用の金型、冷間圧造金型、精密金型、切削工具、フィルムなどをカットするスリッターなど。

加工方法について

  • 切削加工
     SKH51はモリブデンが添加されているので、SS400などの鉄より切削しにくいと言えます。刃物の選定には注意が必要です。

処理について

  • 熱処理
     SKH51は熱処理によってHRC60~63程度の硬度が得られます。カッター等の刃物に使われることが多く、特性を考えると熱処理を施すのが一般的です。
    1200℃程度で焼入れ、560℃程度で焼戻しを行いHRC65程度まで硬度を出すことも可能です。(この限りではありません)