SGCC材とは?防錆力のある溶融亜鉛めっき鋼板SGCCの特徴や性質、SPCCとの違い等を解説

金属材料
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SGCCとは?

SGCC(steel Galvanized Cold Commercial)とは溶融亜鉛めっきを施した冷間圧延鋼板です。
常温で圧延するSPCCに溶融亜鉛めっきを施すことでSGCCとなります。
薄い板状の材料で、プレスや曲げなどの板金材料に用いられます。

Galvanized = 亜鉛めっき

SGCCの機械的特性、成分

化学成分(%)CMnPS
SGCC≦0.15≦0.80≦0.05≦0.05
材質降伏点、耐力
(N/mm2)
引張強さ
(N/mm2)
伸び(%)
SGCC205以上270以上

SGCCの用途

厚い亜鉛めっきが施されているので屋外で使われる「屋根板」や「看板」などに使用されます。
他にも金属筐体として採用されることも多いです。

SGCCの長所と短所

長所・メリット

・防錆力が高く、屋外での使用にも適している
・ステンレスより比較的安価で入手できる

短所・デメリット

・加工時にめっきが剥がれたり機械に付着したりしてしまう

SGCCとSPCC、SECCなど他の材質との比較

SPCCとの比較
SPCCはめっきが施されていないため錆に弱いです。防錆力が必要ない場合や、後から塗装をする部品などはSPCCの方が適しております。
SECCとの比較
SGCCはSECC(電気亜鉛めっき鋼板)よりもめっき厚があるため防錆力に優れています。
屋外での使用であればSECCよりもSGCCの方が適しています。

SGCDとは?SGCCとの違い

SGCD
 伸びに優れた絞り用の材料です。炭素・マンガンの量がSGCCより少し少ないですが、材料特性についてはSGCCとほとんど変わりありません。

Raytech(レイテック)では板金加工部品も対応致します。

Raytechでは、マシニング加工・旋盤・研削・溶接・板金といった加工から熱処理・めっきなどの後処理まで一括して引き受けます。
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