SUJ2とは?軸受け用の高炭素鋼であるSUJ2の特徴を解説

SUJ2は高炭素クロム軸受け鋼鋼材と呼ばれる軸受け鋼です。
その名の通り、軸受(ベアリング)の材料として使用される耐摩耗性の高い合金です。

焼入れ焼戻しをすることで、HRC58~63程度まで硬度が上がります。

SUJ2の特徴

SUJ2
化学成分(%)

SUJ2の特徴は高い炭素量です。炭素は焼入れ時の硬度を上昇させ(焼入硬度の最大値はC0.6%程度で頭打ちとなります)、耐摩耗も向上させる役割があります。

SUJ2の流通形状

SUJ2の主な流通形状は丸棒です。板状の材料はほとんどありません。

SUJ2の用途

SUJ2は先述のようにベアリングの材料として使われるのが主な用途です。耐摩耗性が高いので、スライドシャフトやノックピンなどとして使われる事もあります。

Raytech(レイテック)ではSUJ2加工部品も対応致します。

Raytechでは、マシニング加工・旋盤・研削・溶接といった加工から熱処理・めっきなどの後処理まで一括して引き受けます。
図面データを送ってご発注いただければ、材料手配から検査梱包までお任せください。

まずは無料見積もりから、お気軽にお問い合わせください。

参照

”JIS G 4805:2019 高炭素クロム軸受鋼鋼材”.日本産業標準調査会.2022-03.https://www.jisc.go.jp/index.html