【ステンレス鋼】SUS201とは？特性､性質を解説

SUS201の成分と概要

SUS201はニッケル量が少なく、マンガンと窒素が多く添加されています。
非磁性のステンレスですが、ニッケルが少ないためSUS304等よりも耐食性が劣ります。
ニッケル量を減らしてコストを下げる目的で開発された材料ですが、流通性があまりよくないためコストメリットはあまり出せないかと思われます。

SUS201は基本的に棒材、線材のみ

JIS規格にあるのは棒材と線材のみです。
基本的には、SUS201に板材はありませんので設計の際には注意しましょう。

SUS201とSUS304の比較

SUS304はSUS201よりも耐食性が優れます。また、SUS304は非常に流通性が高くメジャーな材料なので、明確な理由がない限りはSUS304にした方がベターだと言えます。