合金鋼

金属材料

【海外規格】工具鋼O1とは?性質や特徴、JIS規格のSKS3との違いを解説

O1はAISI(アメリカ鉄鋼協会)規格の工具鋼です。JISの同等材ではSKS3があげられます。耐摩耗性があり、冷間工具やパンチとして使用されることがあります。化学成分は基本的にSKS3と同じです。 規格CSiMnPSCrWO10.90~1....
金属材料

SK4(現SK95)とは?炭素工具鋼であるSK4の性質や特徴、SK3やSK5との違いを解説

SK4は炭素工具鋼に分類される金属です。現JISでは記号が「SK95」に変更されておりますが、今もなおSK4の名称が多く使用されています。 SK4(SK95)の化学成分 C(炭素)Si(シリコン)Mn(マンガン)P(リン)S(硫黄)Cr(ク...
金属材料

【合金鋼】SCM415(旧SCM21)とは 低炭素クロモリ鋼の特徴、性質を解説

SCM415は、クロム鋼に少量のモリブデンを加えた合金鋼で「クロモリ」とも呼ばれます。正式にはクロムモリブデン鋼です。炭素量は0.15%程度含有している高い合金鋼です。「SCM21」は旧JIS記号で、現在はSCM415に変更しております。 ...
金属材料

【合金鋼】SCM435(旧SCM3)とは SCM440との違いや特徴、性質を解説

SCM435は、クロム鋼に少量のモリブデンを加えた合金鋼で「クロモリ」とも呼ばれます。正式にはクロムモリブデン鋼です。炭素量は0.35%程度含有しており、引張強度が高い合金鋼です。「SCM3」は旧JIS記号で、現在はSCM435に変更してお...
金属材料

【SKD61改良系】DH2Fとは?大同特殊鋼のブランド鋼であるDH2Fの特徴、NAK55やSKD61との違いを解説 

DH2Fは大同特殊鋼株式会社が開発したブランド鋼です。SKD61を改良しており、HRC37~41程度の硬度が入っているプリハードン鋼で、快削元素を添加しているため切削性に優れています。 DH2Fの成分とSKD61の比較 成分的に大きな違いは...
金属材料

【合金工具鋼】SKS93とは?冷間金型に使われる金属の性質や特徴、SKS94やSKS3との違いを解説

SKS93とは? SKS93は冷間金型に使われる合金工具鋼です。炭素工具鋼にMn、Crなどを添加し、焼入れ性を向上させています。 SKS93と類似金属の成分比較 SKS94、SKS95との違い 炭素量のみが異なるため、使用部品の硬度と靭性の...
金属材料

SK105(SK3)とは?炭素工具鋼であるSK105の性質や特徴、SK5やSKS3との違いを解説

SK105(SK3)は炭素工具鋼です。「SK3」というのは旧JIS表記で、現在は「SK105」に変更されましたが、まだ多くの図面でSK3の表記が残っています。 SK105(SK3)の化学成分 SK105(SK3)は炭素量が多く強度の高い材料...
材料・処理知識

【材料を学ぶ Part.2-2】ステンレス鋼の種類

前回はアルミ合金をピックアップしましたが、今回は鉄合金の中でも重要な位置に存在する「ステンレス合金」を詳しく解説していきます。 ステンレス鋼(Stainless Steel)は、10.5%以上のクロムを添加した合金で、炭素の含有量は1.2%...
材料・処理知識

【合金鋼】SCM440(旧SCM4)とは SCM440HやSCM435との違いや特徴、性質を解説

SCM440は、クロム鋼に少量のモリブデンを加えた合金鋼で「クロモリ」とも呼ばれます。正式にはクロムモリブデン鋼です。炭素量は0.4%程度含有しており、引張強度が高い合金鋼です。「SCM4」は旧JIS記号で、現在はSCM440に変更しており...
金属材料

SKD61とは?ダイス鋼の一つであるSKD61の性質や特徴、SKD11との違いを解説 

SKD61について SKD61は耐熱性に優れており、熱間金型用の合金鋼に分類されます。モリブデンの量が多いため「高温化での引っ張り強さ」が上昇しており、バナジウムによって「靭性が向上」しています。焼入れ後の硬度はHRC53~56程度です。 ...