炭素鋼

金属材料

SGCC材とは?防錆力のある溶融亜鉛めっき鋼板SGCCの特徴や性質、SPCCとの違い等を解説

SGCCとは? SGCC(steel Galvanized Cold Commercial)とは溶融亜鉛めっきを施した冷間圧延鋼板です。常温で圧延するSPCCに溶融亜鉛めっきを施すことでSGCCとなります。薄い板状の材料で、プレスや曲げなど...
金属材料

SECC材とは?電気亜鉛めっき鋼板SECCの特徴や性質、ボンデ鋼板との違い等を解説

SECCの特性 SECCはSPCCを基に電気亜鉛めっきをした鋼板です。SPCCは冷間圧延工程(常温での圧延)によって製造された美観性と精度が比較的良い材料です。しかしSPCCは錆びに弱いのでめっきや塗装などの防錆処理が推奨されています。その...
金属材料

SPHCとは?熱間圧延鋼板SPHCの特徴や性質、SPCCとの違い等を解説

SPHCの特性 SPHC(steel plate hot commercial)とは熱間圧延軟鋼板のことで、HOT材とも呼ばれます。常温で圧延するSPCCと違い、SPHCは高温で圧延しており黒皮と呼ばれる酸化被膜を形成しています。表面もざら...
炭素鋼

S15Cとは?低炭素鋼のS15Cの特徴・特性、S45Cとの違いや使い所を解説

S15Cは、鉄鋼材料のひとつで「機械構造用炭素鋼鋼材」と呼ばれる汎用的な鋼材です。炭素含有量は0.13~0.18%で、低炭素鋼(軟鋼)に属します。 S15Cの特徴 S15Cの長所・メリット 五大元素の含有量が決まっているSS400と違い、成...
金属材料

S55C,S55CNとは?炭素鋼であるS55Cの特徴・特性、S55CNの意味を解説

JIS G 4051をもとに筆者作成(一部省略) S55Cは鉄鋼材料のひとつで「機械構造用炭素鋼鋼材」と呼ばれる汎用的な鋼材です。一般機械部品の材料として広く使用されています。S50Cとの違いは炭素含有量のみです。 S55Cの特徴 炭素を含...
金属材料

S50Cとは?炭素鋼S50Cの特徴・特性、S45CやS55Cとの違い、SS400との使い分けを解説

JIS G 4051をもとに筆者作成(一部省略) S50Cは鉄鋼材料のひとつで「機械構造用炭素鋼鋼材」と呼ばれる汎用的な鋼材です。一般機械部品の材料として広く使用されています。 S50Cの特徴 炭素を含む鉄鋼=炭素鋼 S50Cとは炭素を0....
熱処理

【熱処理】焼入れ・焼戻しとは?炭素を含む鋼材や合金を硬くする処理の意味や特徴を解説

焼入れとは「炭素を含んだ鋼材」を「オーステナイト組織が生成されるまで」加熱し、その後急速に冷却をしマルテンサイト組織を得ることで、鋼を硬くする処理です。しかし、そのままでは金属は硬く脆い状態になってしまうため、その後「焼き戻し」によって靭性...
金属材料

SPCCとは?冷間圧延鋼板であるSPCCと熱間圧延鋼板SPHCとの違い、特徴や性質を解説

SPCCの特性 SPCCは冷間圧延鋼板とよばれ、主に薄物の板金部品に使用されています。SPCCは冷間圧延工程(常温での圧延)によって製造されているため、HOT材(SPHC)と違い表面に光沢があります。「ミガキ材・ミガキ鋼板」などと呼ばれるこ...
炭素鋼

S45Cとは?炭素鋼であるS45Cの特徴・特性、S50Cとの違いを解説

JIS G 4051をもとに筆者作成(一部省略) S45C・S50Cは、鉄鋼材料のひとつで「機械構造用炭素鋼鋼材」と呼ばれる汎用的な鋼材です。炭素を0.3%以上含む硬鉄に属します。 S45C・S50Cの特徴 炭素を含む鉄鋼=炭素鋼 S45C...
金属材料

SS400(旧SS41)とは?鉄鋼材料であるSS400の特徴・性質やS45Cとの違いを解説

規定されているのはリン(P)と硫黄(S)の含有量のみ SS400とは、最も一般的な汎用材として用いられている一般構造用圧延鋼です。頭文字の"SS"はSteel Structure(構造用鋼)の略称で、"400"は引張強さの最小保証値を表して...