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材料・処理知識

【合金鋼】SCM440(旧SCM4)とは SCM440HやSCM435との違いや特徴、性質を解説

SCM440は、クロム鋼に少量のモリブデンを加えた合金鋼で「クロモリ」とも呼ばれます。正式にはクロムモリブデン鋼です。炭素量は0.4%程度含有しており、引張強度が高い合金鋼です。「SCM4」は旧JIS記号で、現在はSCM440に変更しており...
金属材料

DC53とは?大同特殊鋼が開発したダイス鋼DC53の特徴、性質やSKD11との違いを解説

DC53は、大同特殊鋼が開発したSKD11改良系の汎用冷間ダイス鋼です。靭性に優れ、焼入れ後はHRC60程度の硬度を誇ります。 長所・メリット 靭性に優れている耐摩耗性に優れている被切削性に優れている 完全球状化焼きなましが施されており、被...
CAD

【資格】CAD利用技術者試験とは 試験の概要、メリットなどを解説

CAD利用技術者試験 概要 「CAD利用技術者試験」とは一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催するCADオペレートに関する試験です。試験は「2次元CADと3次元CAD」に分かれており、CADを利用するエンジニアや学生が知識や技能を証明す...
熱処理

【熱処理】浸炭焼入れとは 特徴や効果、浸炭に適した材料などを解説

浸炭焼入れとは、炭素含有量の少ない材料(低炭素鋼など)の表層に炭素を拡散浸透させる処理です。元となる材質の炭素含有量が低いので、内部の靭性は高いまま表層に硬化層を形成でき、耐摩耗性と靭性を両立することができます。 ※画像はイメージです 浸炭...
機械加工・図面知識

【機械加工を学ぶ】5.放電加工・ワイヤーカットとは 特徴,メリット,デメリットを解説

放電加工とは 放電加工とは電気エネルギーを利用し、電極と加工液を介して火花を発生させ、加工物を溶融・蒸発させる除去加工です。EDM(Electrical Discharge Machine)とも呼ばれます。主に金型など、切削加工が難しい部品...
CAD

【CADを学ぶ】1.CADとは CADの基礎知識、2D・3Dの違い、特徴や活用方法、メリットなどを解説

CAD(Computer Aided Design)はコンピューター支援設計とも呼ばれ、その名の通りパソコンを使用した設計ソフトの総称です。CADは大きく分けて2DCADと3DCADが存在します。 CADの種類 2DCAD(2次元CAD) ...
プリハードン鋼

【プリハードン鋼】PXA30とは?P20やPX5との違い、特徴などを解説

PXA30 特徴 PXA30(ピーエックスエース)は大同特殊鋼が開発したプリハードン鋼です。同社の「P20改良鋼」をベースに磨き性などを改良し、開発された材料です。納入硬度はHRC30~33程度です。プリハードン鋼とは? → プリハードン鋼...
CAD

【CAD】DXFデータとは? DWGとの違いも含め解説

DXF(Drawing Exchange Format)データとは、AutoDesk社が開発したファイル形式のひとつで、2次元や3次元の形状をベクター形式で表現するデータです。ファイルに付く拡張子は".dxf"です。CADにおけるスタンダー...
熱処理

【熱処理】高周波焼入れとは 特徴や効果を解説

高周波焼入れとは熱処理の一種で、材料全体ではなく特定部分の表面にのみ焼入れを施すものです。必要な個所のみ硬度を入れることができます。 高周波焼入れの方法 加熱コイルに高周波誘導電流を流し、コイルに磁力を発生させることにより、鋼の表面を急速に...
金属材料

砲金、青銅鋳物とは?銅合金である砲金の特徴や性質、CAC・BCなどの記号の意味を解説

砲金とは錫(Sn)を10%前後含む銅合金で、「砲金」は青銅鋳物の古い呼ばれ方です。CAC403やBC3、BC6なども砲金の一種です。 なぜ砲金と呼ばれる? かつて錫10%程度の銅合金が大砲の鋳物として使われていたことから、砲金と呼ばれるよう...