金属材料

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SKH51とは? 高速度合金鋼の一種であるSKH51の特徴や性質を解説

※ a)意図的に添加してはならない JIS G 4403:2015をもとに作成 SKH51の特性 SKH51は高速度工具鋼の中でも「モリブデン系」に分類されており、耐摩耗性・靭性に優れております。SKH51は「カッターなど刃物系の材料」とし...
金属材料

SKD61とは?ダイス鋼の一つであるSKD61の性質や特徴、SKD11との違いを解説 

SKD61について SKD61は耐熱性に優れており、熱間金型用の合金鋼に分類されます。モリブデンの量が多いため「高温化での引っ張り強さ」が上昇しており、バナジウムによって「靭性が向上」しています。焼入れ後の硬度はHRC53~56程度です。 ...
金属材料

SKD11とは?ダイス鋼の中でも広く使われているSKD11の性質や特徴を解説

SKD11 特性 SKD11は耐摩耗性に優れた強度の高い合金工具鋼でダイス鋼とも呼ばれます。SKD11は炭素工具鋼(SK材)にクロム・モリブデン・タングステン・バナジウムなどを添加して作られております。硬度と耐摩耗性に優れており、冷間金型の...
金属材料

【合金工具鋼】SKS3とは?性質や特徴、SK3との違いを解説

SKS3は冷間金型用の合金鋼です。 SKS3とは? SKS3は合金工具鋼であり、SK材をベースにクロム・タングステンを添加しています。これにより「耐摩耗性」が向上しております。また、熱処理をした場合「HRC58~63程度」の硬度が得られます...
金属材料

SPCCとは?冷間圧延鋼板であるSPCCと熱間圧延鋼板SPHCとの違い、特徴や性質を解説

SPCCの特性 SPCCは冷間圧延鋼板とよばれ、主に薄物の板金部品に使用されています。SPCCは冷間圧延工程(常温での圧延)によって製造されているため、HOT材(SPHC)と違い表面に光沢があります。「ミガキ材・ミガキ鋼板」などと呼ばれるこ...
めっき処理

【表面処理】無電解ニッケルめっきとは 特徴やメリット、カニゼンめっきとの関係を解説

無電解ニッケルめっきは電解を使用しないめっきです。膜厚が均一で寸法精度に優れており、材料の耐食性・耐摩耗性を上げることができます。 無電解ニッケルめっきとは 無電解ニッケルめっきは科学的な還元作用により、金属にメッキを施す処理であり、還元剤...
金属材料

【アルミ合金】A2017とは 特徴や性質を解説

A2017 特性 A2017とは「ジュラルミン」とも呼ばれるアルミ合金で、A5052よりも強度に優れております。「銅とマグネシウム」を含有している2000系(Al-Cu-Mg)のアルミ合金であり、鉄鋼に匹敵する強い強度を持っています。身近な...
金属材料

【表面処理】黒染め(四三酸化鉄被膜)とは?フェルマイトやアルカリ着色と同じ意味の化成処理である黒染めの特徴を解説

黒染めとは 黒染めは、金属の表面に良性の錆(黒色の酸化被膜)を生じさせ赤錆を防ぐ防錆処理です。主に鉄系の部品(SS400やS45Cなど)に対して行う防錆処理で、その名の通り処理後の外観は黒色になります。黒染めは、機械系の鉄部品に施す防錆処理...
金属材料

【銅合金】真鍮(黄銅)とは C2801の特性、性質を解説

C2801の特性 銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金である真鍮は、身近な所では5円玉にも使われています。「銅と亜鉛の比率」によって分類され、代表的なC2801は「銅60%、亜鉛40%」の合金です。真鍮の中でも加工性がよく、価格も安く入手性が良い...
金属材料

S45Cとは?炭素鋼であるS45Cの特徴・特性、S50Cとの違いを解説

JIS G 4051をもとに筆者作成(一部省略) S45C・S50Cは、鉄鋼材料のひとつで「機械構造用炭素鋼鋼材」と呼ばれる汎用的な鋼材です。炭素を0.3%以上含む硬鉄に属します。 S45C・S50Cの特徴 炭素を含む鉄鋼=炭素鋼 S45C...