材料・処理知識

材料・処理知識

FC200とは?鋳鉄の種類や特徴、デンスバーやFCD材との違いなどを解説

FC200は鋳鉄の一種で、熱で溶かした鉄鋼を型に入れて冷却する事によって作られます。炭素量が多く1.7%~6.68%を含んでおり、見た目の色から「ねずみ鋳鉄」とも言われます。FC200の"200"は引張強度を示しており、引っ張り強度200(...
金属材料

【アルミ合金】A6063とは?A6061、A5052との違いや特徴、使い分けなどを解説

A6063は、アルミ(Al)とマグネシウム(Mg)とシリコン(Si)との合金です。アルミ合金の中で特に耐食性に優れています。A6000系は押出加工に優れており、その中でもA6063はサッシなどの身近な部品にも使われています。 化学成分(%)...
金属材料

【アルミ合金】A1050とは?純アルミ系の合金A1050の特徴や性質を解説

A1050はアルミニウム合金の中でもアルミ純度が非常に高く99.50%以上となっております。 A1050特徴 1000番台のアルミは純度が高いため、アルミニウム自体の特徴が顕著に表れます。強度は低いため構造部品には向いておりませんが、熱伝導...
金属材料

SGCC材とは?防錆力のある溶融亜鉛めっき鋼板SGCCの特徴や性質、SPCCとの違い等を解説

SGCCとは? SGCC(steel Galvanized Cold Commercial)とは溶融亜鉛めっきを施した冷間圧延鋼板です。常温で圧延するSPCCに溶融亜鉛めっきを施すことでSGCCとなります。薄い板状の材料で、プレスや曲げなど...
金属材料

SECC材とは?電気亜鉛めっき鋼板SECCの特徴や性質、ボンデ鋼板との違い等を解説

SECCの特性 SECCはSPCCを基に電気亜鉛めっきをした鋼板です。SPCCは冷間圧延工程(常温での圧延)によって製造された美観性と精度が比較的良い材料です。しかしSPCCは錆びに弱いのでめっきや塗装などの防錆処理が推奨されています。その...
金属材料

SPHCとは?熱間圧延鋼板SPHCの特徴や性質、SPCCとの違い等を解説

SPHCの特性 SPHC(steel plate hot commercial)とは熱間圧延軟鋼板のことで、HOT材とも呼ばれます。常温で圧延するSPCCと違い、SPHCは高温で圧延しており黒皮と呼ばれる酸化被膜を形成しています。表面もざら...
炭素鋼

S15Cとは?低炭素鋼のS15Cの特徴・特性、S45Cとの違いや使い所を解説

S15Cは、鉄鋼材料のひとつで「機械構造用炭素鋼鋼材」と呼ばれる汎用的な鋼材です。炭素含有量は0.13~0.18%で、低炭素鋼(軟鋼)に属します。 S15Cの特徴 S15Cの長所・メリット 五大元素の含有量が決まっているSS400と違い、成...
金属材料

【銅合金】ネーバル黄銅C4622・C4641とは 特性や性質を解説

ネーバル黄銅は「銅(Cu)60%程度・錫(Sn)少量・亜鉛(Zn)」を含んだ耐海水性に優れた黄銅です。成分によってC4622とC4641に分類されます。 ネーバル黄銅の主成分 CuPbFeSnZnC462261.0~64.00.30以下0....
金属材料

SK4(現SK95)とは?炭素工具鋼であるSK4の性質や特徴、SK3やSK5との違いを解説

SK4は炭素工具鋼に分類される金属です。現JISでは記号が「SK95」に変更されておりますが、今もなおSK4の名称が多く使用されています。 SK4(SK95)の化学成分 C(炭素)Si(シリコン)Mn(マンガン)P(リン)S(硫黄)Cr(ク...
金属材料

【銅合金】CuW(銅タングステン=銅タン)とは?特性、性質や用途を解説

Cu(銅)W(タングステン)CuW(銅30タングステン70)約30%70% CuWの特性 銅タングステンは銅(Cu)とタングステン(W)の合金で、導電性・切削性・耐摩耗性などに優れています。略称として"銅タン"とも呼ばれます。銅タングステン...