圧電ブザー(ピエゾブザー)とは?

電子工作

ブザーには様々な種類がありますが、電圧で駆動する圧電ブザーというものがあります。
これはピエゾブザーともよばれ、ピエゾ=圧するという意味を成しています。

圧電ブザーは内部に電圧で伸縮する板(圧電振動板)が内蔵されています。
これは圧電セラミックスと黄銅やニッケルを接着した薄い板の構造をしています。

圧電セラミックスは電圧により伸び縮みしますが、金属は伸縮しないため板ががたわみます。
電圧の向きを交互に変えるとこのたわみが上下に行われ、山折りと谷折りの変形が繰り返しされることで音が発生します。

また、このブザーにもプラスマイナスがあるので注意しましょう。
画像のタイプのものは裏面にプラスマイナスが記されています。

他励振式回路と自励振式回路

圧電ブザーには2種類の回路が存在します。

  • 他励振式回路
     ICなど外部から信号を入力し、その信号に合わせて音を出します。現在はこちらが主流です。
  • 自励振式回路
     トランジスタ、抵抗で発振回路を構成します。直流電流により音を出します。


電磁ブザーについては過去記事をご参照ください。
→ 電磁ブザーとは?

参照

“発音部品(ブザー)発音の仕組み”.村田製作所.2022-02.https://www.murata.com/ja-jp/products/sound/library/basic/mechanism