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金属材料

SUJ2とは?軸受け用の高炭素鋼であるSUJ2の特徴を解説

SUJ2は高炭素クロム軸受け鋼鋼材と呼ばれる軸受け鋼です。その名の通り、軸受(ベアリング)の材料として使用される耐摩耗性の高い合金です。焼入れ焼戻しをすることで、HRC58~63程度まで硬度が上がります。 SUJ2の特徴 化学成分(%) S...
金属材料

【アルミ材料】A6061とは?A6063、A5052との違いや特徴、使い分けなどを解説

A6061は、アルミ(Al)とマグネシウム(Mg)とシリコン(Si)との合金です。アルミ合金の中で特に耐食性に優れています。時効によってかなり高い耐力値を得られますが、溶接性に劣ります。 化学成分(%) 引張強さ(N/mm2)耐力(N/mm...
材料・処理知識

アルミニウム合金の質別記号H112やT6、Oとは?質別の種類と特徴を解説

質別(調質)記号についてH112、T6、Oなど 展伸用アルミ合金にはT6やOなどの記号がついているものがあります。これは冷間加工や熱処理によって強度や成形性などを向上させたもので、調質の種類をあらわしています。 代表的な質別記号 F=製造の...
金属材料

【アルミ材料】A5083とは?耐食性と溶接性に富むA5083の特徴や性質、A5052との違いなどを解説

JIS H 4000をもとに筆者作成 A5083は、アルミ(Al)とマグネシウム(Mg)との合金です。5000番系アルミ合金において最も強度に優れており、耐食性と溶接性も良好です。ちなみに、A5083Pと記載のあるものはP=プレートを意味し...
金属材料

純チタン2種とは?TP340H、1種や3種との違いや特徴などを解説

チタンは耐食性、耐海水性に優れるだけでなく、金属よりも軽く(比重は約4.5)比強度の高い材料です。日本におけるチタンの9割強は純チタンとなっており、さらにその中で化学成分、機械的性質によって4種類に分類されています。その中でも、純チタン2種...
品質管理

検査の種類とは?受入検査・出荷検査、全数検査・抜取検査などの分類について解説

品質管理における「検査」は様々な分類がされています。例えば、受入検査や出荷検査といった検査段階による分類、全数検査や抜取検査といった検査方法による分類などがあります。これらの分類方法を詳しくみていくことで、それぞれの特徴と違いを理解しましょ...
材料・処理知識

SUS310Sとは?耐熱性のあるオーステナイト系ステンレス鋼SUS310Sの特徴や性質を解説

SUS310Sとは、耐熱性オーステナイト系ステンレスの代表的な材料です。ニッケルとクロムを多く含み、SUS304よりも耐食性・耐熱性に優れます。 SUS310Sの化学成分 化学成分(%) SUS310SはSUS304と比較してニッケルの含有...
材料・処理知識

アルミーゴHardとは?大同DMソリューションのA7075系の高硬度アルミ合金

アルミーゴhardは大同DMソリューションが提供するA7075系のアルミ合金です。引張強さは650N/mm2で炭素鋼のS50Cを上回ります。 アルミーゴhardを使用するメリット 切削、研削加工時間が短縮できる 切削性に優れるので、S50C...
金属材料

ANP79とは?A7000系アルミ合金のブランド鋼について説明

A7000系(Al-Mg-Zn-Cu)の合金で、JIS規格のA7075に近いアルミ合金材料です。S15Cを超える硬度で、切削性は10倍優れます。A7075よりも機械的特性の均一性に優れており、内部応力が軽減されているため加工歪みが少ない特徴...
未分類

品質管理におけるデータの種類、数値データや言語データなど違いや特徴を解説

データとは、客観的事実を表すものです。品質管理においては、勘や経験と言った主観的な情報ではなく、数値や言語をデータ化した客観的事実による管理(ファクトコントロール)が重要となります。各項目を測定し、結果を記録してまとめることで「分析」という...