金属材料

金属材料

【銅合金】快削真鍮C3604とは 通常の真鍮との違い、特性や性質を解説

C3604の特性 C3604は真鍮の一種で、快削真鍮と呼ばれる材料に分類されます。真鍮は銅と亜鉛の合金で、展延性や導電性に優れており、外観も良く装飾品などに使用されています。快削真鍮の"快削"とは「削りやすい」という意味で、その名の通り切削...
金属材料

【ステンレス鋼】SUS430とは 特性、性質やSUS304との違いを解説

フェライト系ステンレス SUS430 ステンレス鋼は錆びにくい合金としてよく知られており、SUS430は台所のシンクや厨房用品など身近な所にも使われています。SUS430は「フェライト系ステンレス鋼」に分類され、「18クロムステンレス」とも...
金属材料

【表面処理】溶融亜鉛めっきとは 電気亜鉛めっきとの違い、特徴や用途などを解説

溶融亜鉛めっきは、溶かした亜鉛に鋼材を浸すことで金属の表面に亜鉛めっきを形成する処理です。建築物やボルト、ナットなど様々な場面で使われており、「ドブめっき」とも呼ばれます。非常に厚い被膜を形成することが可能で、ボルトなどで50μ程度、建築物...
材料・処理知識

【材料を学ぶ Part2-1】アルミ合金の種類 アルミ合金の特徴や選定方法を解説

今回は非鉄金属の中でも非常に多く使用されているアルミ合金について詳細を解説していきます。アルミ合金にも様々な種類があるので、どのような基準で選定していけばよいのか、複数の視点からみていきましょう。 アルミ合金の全体像 アルミ合金とは アルミ...
金属材料

【純銅】タフピッチ銅(C1100)・りん脱酸銅(C1220)・無酸素銅(C1020)とは?純銅系合金の特徴、性質や違いを解説

純銅系材料は、99.90%以上が銅成分でできており「熱伝導・導電性・耐熱性」などに優れています。その中でも、酸素含有量により3種類に分類されます。 純銅系は酸素含有量で3分類される タフピッチ銅(C1100) 酸素含有量=0.02~0.05...
金属材料

【ステンレス鋼】SUS316、SUS316Lとは 特徴・性質、SUS304との違いなどを解説

SUS316は「約18%のクロム、約12%のニッケル」を含むステンレス鋼にモリブデン(Mo)を添加したオーステナイト系ステンレス鋼です。海水などに対する耐食性が向上しております。 SUS316Lとの大きな違いは炭素量の上限 SUS316の長...
材料・処理知識

【合金鋼】SCM440(旧SCM4)とは SCM440HやSCM435との違いや特徴、性質を解説

SCM440は、クロム鋼に少量のモリブデンを加えた合金鋼で「クロモリ」とも呼ばれます。正式にはクロムモリブデン鋼です。炭素量は0.4%程度含有しており、引張強度が高い合金鋼です。「SCM4」は旧JIS記号で、現在はSCM440に変更しており...
金属材料

DC53とは?大同特殊鋼が開発したダイス鋼DC53の特徴、性質やSKD11との違いを解説

DC53は、大同特殊鋼が開発したSKD11改良系の汎用冷間ダイス鋼です。靭性に優れ、焼入れ後はHRC60程度の硬度を誇ります。 長所・メリット 靭性に優れている耐摩耗性に優れている被切削性に優れている 完全球状化焼きなましが施されており、被...
プリハードン鋼

【プリハードン鋼】PXA30とは?P20やPX5との違い、特徴などを解説

PXA30 特徴 PXA30(ピーエックスエース)は大同特殊鋼が開発したプリハードン鋼です。同社の「P20改良鋼」をベースに磨き性などを改良し、開発された材料です。納入硬度はHRC30~33程度です。プリハードン鋼とは? → プリハードン鋼...
金属材料

砲金、青銅鋳物とは?銅合金である砲金の特徴や性質、CAC・BCなどの記号の意味を解説

砲金とは錫(Sn)を10%前後含む銅合金で、「砲金」は青銅鋳物の古い呼ばれ方です。CAC403やBC3、BC6なども砲金の一種です。 なぜ砲金と呼ばれる? かつて錫10%程度の銅合金が大砲の鋳物として使われていたことから、砲金と呼ばれるよう...