材料・処理知識

材料・処理知識

【表面処理】硬質クロムメッキ(ハードクロムメッキ)とは 特徴や性質を解説

硬質クロムメッキは電気メッキの中でも最も硬いメッキで、耐摩耗性に優れています。ハードクロムメッキ、工業用クロムメッキとも呼ばれています。一般的な膜厚は10~30μ程度です。 長所 硬度が最高クラスのメッキ HRC67程度、HV換算で800~...
熱処理

【熱処理】焼入れ・焼戻しとは?炭素を含む鋼材や合金を硬くする処理の意味や特徴を解説

焼入れとは「炭素を含んだ鋼材」を「オーステナイト組織が生成されるまで」加熱し、その後急速に冷却をしマルテンサイト組織を得ることで、鋼を硬くする処理です。しかし、そのままでは金属は硬く脆い状態になってしまうため、その後「焼き戻し」によって靭性...
機械加工・図面知識

【用語集】機械加工・材料・部品

機械加工,材料,部品などの用語一覧です。(随時更新中)リンクがあるものはクリックすると解説ページに移動します。 ・アーク放電  熱電子放出による放電.溶接などにも用いられる.・アイドラー  チェーンやベルトの動力を受けて回転する部品.・アク...
材料・処理知識

【鉄鋼に影響を与える元素】(鉄鋼の)五大元素

(鉄鋼の)五大元素とは 炭素(C)、ケイ素(Si)、マンガン(Mn)、リン(P)、硫黄(S)を「(鉄鋼の)五大元素」と呼びます。鉄鋼に添加する元素は他にも様々ありますが、これら5つの元素は材料の性質に大きな影響を与えます。中で 各元素が鋼に...
プリハードン鋼

HPM1とは? プリハードン鋼であるHPM1の特徴、性質やNAK55との違いなど解説

HPM1は、日立金属工具鋼(株)の汎用金型用鋼です。HRCが40程度あるプリハードン鋼で切削性に優れております。日立のハイピーエムシリーズなので「ハイピーエム」とも呼ばれます。プリハードン鋼とは? → プリハードン鋼について HPM1 特徴...
材料・処理知識

【金属材料】プリハードン鋼とは?納入時に既に熱処理がされている合金

プリハードン鋼とは プリハードン鋼とは、材料納入時にすでに熱処理や硬化処理が施されている金属のことを言います。一番の利点は「納入時にHRC30~45程度の硬度が入っている」ことです。(メーカー、材質により異なります)またプリハードン鋼という...
プリハードン鋼

【プリハードン鋼】NAK55とは?時効硬化系合金であるNAK材の特徴、性質など解説

NAK55は、大同特殊鋼のプラスチック金型用鋼です。HRCが40程度あるプリハードン鋼のため、加工後の焼き入れ処理などが不要です。”ナック材”と呼ばれることもありますプリハードン鋼とは? → プリハードン鋼 NAK55 特徴 Ni-Al-C...
金属材料

【アルミ合金】A1100とは 特徴や性質を解説

A1100はアルミニウム合金の中でもアルミ純度が高く99%以上となっております。 A1100 特徴 1000番台のアルミは純度が高いため、アルミニウム自体の特徴が顕著に表れます。強度は低いですが、熱伝導性・耐食性・加工性などに優れています。...
樹脂材料

【プラスチック材料】エンジニアリングプラスチックとは?汎用プラスチック、スーパーエンプラとの違いを含め解説

エンジニアリングプラスチックとは エンジニアリングプラスチック(以後エンプラ)は主に工業用部品としての使用を想定しており、機械的強度や耐熱性に優れたプラスチックです。金属と比べても非常に軽く加工性も高いため、金属部品の代替品としても重宝され...
汎用プラスチック

【汎用プラスチック】PVC (ポリ塩化ビニル、塩ビ)とは 特徴や性質を解説

PVCとは PVC(ポリ塩化ビニル)は熱可塑性の汎用プラスチックの一つです。一般的には"塩ビ"と呼ばれることが多いです。 PVCの長所 安価で大量生産が可能着色できる絶縁性に優れている PVCの短所 耐熱性が低い耐衝撃性が低い有機溶剤に弱い...